シリーズ 青葉山 193  ヤマガラ 


 
 

 
群が飛んできた。静寂の林が一転してにぎやかに。メンバーは、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ*などの小鳥たちだ。

カラの仲間は、この季節群れをつくる。集団で敵をいち早く見つけられるなど、「混群」の利点はいっぱいだ。

チーチーチー。大声で元気に鳴くヤマガラもその一員。両足で木の実を押さえ、くちばしで割って中身だけ食べたり、越冬用にと、木の実をミズナラの樹皮の間や、林床の葉の下に隠したり。器用この上ない。

シジュウカラ科。体長14cm。

(河北新報社提供 初出 1991.12.4)

ヤマガラ
Parus varius
シジュウカラ科

同種の群れは単に「群れ」、異種の群れが「混群」と呼ばれます。ただし複数種が集まっただけで混群というわけでなく、例えば冬季のカモは複数種が入り交じって水面に浮いていますが、これは混群と呼ばれません。個体間の相互作用が強い群れだけを指すようです。

混群の利点として、1)敵を早く見つけられる、2)襲われたときに薄めの効果がある(自分が襲われる確率が下がる)、3)餌を見つけやすい、という点が、欠点として、1)敵に見つけられやすい、2)餌をめぐる競争がおこる、といった点があげられます。カラ類の混群は、各種が餌を探す場所を分けています。

* シジュウカラ(青葉山43) / エナガ(青葉山57) / ゴジュウカラ(青葉山182)