同種の群れは単に「群れ」、異種の群れが「混群」と呼ばれます。ただし複数種が集まっただけで混群というわけでなく、例えば冬季のカモは複数種が入り交じって水面に浮いていますが、これは混群と呼ばれません。個体間の相互作用が強い群れだけを指すようです。
混群の利点として、1)敵を早く見つけられる、2)襲われたときに薄めの効果がある(自分が襲われる確率が下がる)、3)餌を見つけやすい、という点が、欠点として、1)敵に見つけられやすい、2)餌をめぐる競争がおこる、といった点があげられます。カラ類の混群は、各種が餌を探す場所を分けています。
* シジュウカラ(青葉山43) / エナガ(青葉山57) / ゴジュウカラ(青葉山182)