シリーズ 青葉山 182  ゴジュウカラ 


 

 

 
かな落葉広葉樹林。倒木に腰を下ろし、舞い落ちる枯れ葉を眺める。心落ち着く初冬のひと時だ。

静寂を破るようにカラの仲間が鳴き合いながらやってきた。
シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ。

 

群れの中にゴジュウカラの姿を見つけた。

 

他の鳥とは違い、幹を垂直に登ったり、横枝の下部を歩いたりと、自由自在に動き回っている*。

林床の落ち葉のじゅうたんが、日一日と厚くなってくる。林を飛びかう野鳥の姿もよく見えるようになってきた。

ゴジュウカラ科。全長13.5cm。日本では単一種。

(河北新報社提供 初出 1991.11.20)

ゴジュウカラ
Sitta europaea
ゴジュウカラ科

ゴジュウカラは山地で繁殖し、冬に里近くに下ってきます。植物園には11月頃にやってきて3月後半まで見られます。上の文章のようにこの時期、混群の中に本種を見つけることがありますが、数は非常に少ないようです。

* 木の枝先の方向に頭を向けたまま下方向に進むこと(つまりバックすること)は、キツツキ類もできますが、頭を根元の方に向けて下方向に進むことができるのは、日本ではゴジュウカラだけです。