シリーズ 青葉山 185 オオムラサキ
月下旬、朽ち木に止まっていたオオムラサキの雄(上)。風格ある羽を広げ、周囲を圧倒していた。
甘い果実には見向きもせず、木を下り、根元の落ち葉に潜り込んだ。
春、幼虫は若葉を食べに木に登り、さらに脱皮をくり返す。
さなぎになるのは6月だ。
幼虫は、中途半端な時期に羽化するのを避けるため、成長の速さを季節の進行にあわせることがしられています。幼虫のは大部分が4齢で越冬しますが、中には3齢で越冬するものもあるようです。摂食をやめるとしばらく動かなくなり、1-2週で体色が緑から褐色に変化、木をおりて越冬を始めます。春、樹上に戻った幼虫は摂食を再開し、2回の脱皮をへて大型の6齢幼虫となり、その後さなぎになります。