すべすべした葉は餅やだんごを包むのに使われてきました。赤く熟した実は甘くて食べことができます。訪花昆虫はハナアブやハエ、小型のハナバチが想像されます。
* ルリタテハの幼虫は他にもホトトギス類や、ユリ、タケシマランなどを食草にすることが知られていますが特にサルトリイバラが主要な食草になっているようです。これはルリタテハの近縁属がクワ科、ニレ科、イラクサ科、ヤナギ科などを食草にしているのと対照的で、タテハチョウ科の中では他に例がありません。
** つる性の落葉「低木」ではなく、落葉性のつる植物です。また、従来のユリ科は近年の系統進化学的研究からきわめて多様な植物群を含んでいることが明らかになっており分類体系の見直しが進んでいて、本種の仲間をサルトリイバラ科としてユリ科から独立させる考えもあります。