本州・四国・九州の平地から山地の草原・河原の薮・開けた森林に生息しています。本州では最も優勢な野ネズミですが、普段野外で出会うのは非常に難しいと思います。種子と昆虫を主な餌にしていて、特にどんぐりを好み地中に埋めて貯蔵する性質があります。そのためにどんぐりの散布者としての役割も担っており、森林の更新に関わりを持っていると考えられています。
日本固有種で、北海道のもの(とおそらく周辺の島嶼産のもの)は別亜種とされています。本州産の個体は浜松−黒部のラインを境に、東日本のものは染色体数が2n=48、西日本のものは2n=46と異なった染色体数を持っています。
→ 植物園付近で見られる動物たち (生息情報)