本州〜奄美に生育しますが仙台周辺では見る機会が少ない植物です。花粉を運ぶのはマルハナバチとされていて園内ロックガーデンのエゾリンドウには確かにトラマルハナバチの訪花が見られますが、リンドウは花期が非常に遅く実際にマルハナバチが訪花しているかどうかは疑問です。
リンドウは薬草として有名です。薬効は古くから知られていて、古代ローマの書物や出雲風土記にも登場し、苦味健胃薬、消炎解毒薬として使用されてきました。また最近では観賞用としても栽培が盛んになっています。
* バッタの仲間は後ろ足が跳躍用に発達している代わりに、飛ぶことは一般に下手です。トノサマバッタの群生型(飛蝗;ひこう)のように数十km飛べるものもありますが、たいていのものでは数mしか飛べないようです。地上で生活し、飛ぶことにあまりメリットがなかったためでしょうか。
ツルリンドウの実の写真はこちらにもあります。