マルハナバチ類は一般に大型で体全体が長毛に覆われているため、良く目につきます。世界的に重要な花粉の媒介昆虫として認められています。
植物園には4種のマルハナバチ(トラマルハナバチ、コマルハナバチ、オオマルハナバチ、クロマルハナバチ)が生育しています。トラマルハナバチはこの中で最も長舌の種で、蜜源の深い花を好んで訪花します。創始女王の出現は4種の中で最も遅く、仙台付近では5月頃になります。タニウツギの開花期はちょうどトラマルハナバチの創始女王の活動期に合致しており、コマルハナバチの働きバチに混じっての訪花が観察されます。