シリーズ 青葉山 155 ホシホウジャク
テ
ンニンソウの群落で、ハチのようなかすかな羽音を聞いた。一見、重そうな体を、力強い羽ばたきで軽々と操って来たのは、ガの仲間、ホシホウジャクだ。
自分の体長ほどもある長いストロー状の口吻(こうふん)を「く」の字に伸ばし、ホバリング(空中停止)しながら食事を始めた。テンニンソウの花冠から伸びた雌雄のしべを押し分けて、吸蜜している。
重い羽音をたてて、キイロスズメバチ*が花にやってきた。ホシホウジャクはジェット機のように、素早く飛び去った。
スズメガ科。翅開張約6cm。
ホシホウジャク Macroglossum pyrrhostictum Butler スズメガ科 青葉山周辺で見られるスズメガの仲間としては、最も普通な種の一つです。スズメガは夕刻から夜に活動するイメージがありますが、ホウジャクやスカシバの仲間は昼間から比較的活発に活動し、特に曇りの日によく見かける印象があります。 植物園ではクサギやアザミの類に訪花しているのが観察されます。ただし花粉を運んでくれることは少なく、ほとんどの花にとってはやっかいな盗蜜者だと思われます。幼虫の食草はヘクソカズラです。
ホシホウジャク Macroglossum pyrrhostictum Butler スズメガ科
青葉山周辺で見られるスズメガの仲間としては、最も普通な種の一つです。スズメガは夕刻から夜に活動するイメージがありますが、ホウジャクやスカシバの仲間は昼間から比較的活発に活動し、特に曇りの日によく見かける印象があります。 植物園ではクサギやアザミの類に訪花しているのが観察されます。ただし花粉を運んでくれることは少なく、ほとんどの花にとってはやっかいな盗蜜者だと思われます。幼虫の食草はヘクソカズラです。
青葉山周辺で見られるスズメガの仲間としては、最も普通な種の一つです。スズメガは夕刻から夜に活動するイメージがありますが、ホウジャクやスカシバの仲間は昼間から比較的活発に活動し、特に曇りの日によく見かける印象があります。
植物園ではクサギやアザミの類に訪花しているのが観察されます。ただし花粉を運んでくれることは少なく、ほとんどの花にとってはやっかいな盗蜜者だと思われます。幼虫の食草はヘクソカズラです。
* → キイロスズメバチの巣 / → キイロスズメバチ(青葉山135)