上述の通り日本産膜翅目昆虫最大の種で、女王バチは体長4cmに達します。攻撃の時の動きはその大きさを感じさせないほどすばやいので、鈍重な「爆撃機」というより、「戦闘機」といったほうがピタリときます。
樹液によく集まり、シナノキ、ヤブガラシなど蜜源が浅くたくさんの小さな花が咲く花を中心に訪花も観察されます。しかし餌の中心は他の昆虫で、特に餌の量の少なくなる秋口は、他の社会性ハチ類(キイロスズメバチ(青葉山135)やセイヨウミツバチなど)の巣を襲撃します。植物園でもしばしばあの重低音の羽音を聞いて首をすくめることがあります。