2018/9/20-12/27
リスボン大学短期留学
@Lisbon, Portugal


ガイド波検査試験について勉強し、自らの研究テーマへの検討を行うために、
私(D2の陳偉熙)はポルトガルのリスボン大学にいらっしゃるRamos先生の研究
室で100日間の留学に行ってきまいりました。
毎度ながらビザ申請で立て込み、紆余曲折を経て結果的にドバイ経由で
リスボンへ向かうことに。片道28時間かかりながら出発してから同一日付の
夜に到着するという、一日の時間を延長できた体験は非常に貴重でした。


朝に到着したドバイ国際空港、朝日を背に砂埃でぼんやりとした空と高価な
エアバスA380はなんともドバイらしい光景でした。

トランジットに時間があるので、ドバイで電車の一日乗車券を買って出歩いて
みることに。
世界一高いビルは本当に高かったです。

まさかの紀伊国屋書店ドバイ店に遭遇、日本を離れてまだ一日も経っていないが郷愁の思いが引き起こされました。 (お前何人だという反応は想定内です)


大量の外国人労働者と砂を被って放置されていたスーパーカーが印象的だったドバイを離れ、いざリスボンへ


ドキドキハラハラの空路で向かいます。


海岸線の形が非常にわかりやすリスボン付近の海岸

無事到着はできましたが、時差ボケと疲労でHPが限りなく0まで減らされるので、本当におすすめできないルートです。
(疲れ過ぎるを回復しよう体の動きに拒否反応を示されるという意味がわからない状況に陥るので気を付けてください。)


翌日、ひとまずリスボン大学へ


キューブ状の建物が特徴的な研究棟、ここでこれから99日お世話になります。


Ramos先生、Ribeiro先生、そして研究室のメンバーと一緒に


一番お世話になったDr. Fengと一緒に


実験では、例えばこんな感じで信号の取得をしました。

ここの研究室で驚いたことの一つに、3Dプリンタで物を作りたいからまず3Dプリンタを手作り!?した



せっかくなので、リスボンの町も散策しました。屋根の色に統一感がある街並みでした。


リスボンの伊達政宗像(経験から言うとヨーロッパの都市ってどこでも伊達政宗像があるのでここでの報告を最後にします)


ゴールデンゲートブリッジのような「4月25日橋」、建設した会社が同じだからだそうです。


植民地時代に貯えた富の多さが窺えるジェロニモス修道院


アトラクションのような激しい坂の上り下りを繰り返すリスボンの有名な黄色
い路面電車。運行中は絶対に窓から手や頭を出さないでください。本当に
ちょん切られます。


闘牛はスペインで有名であるが、実はポルトガルにも闘牛の催しは存在して
います。ここでは、馬に乗った騎士が雄牛に戦いを挑みます。


昔からいろんな食材や香辛料を集めることができたので、食文化に関しては
とても発達しています。こちらは本場のArros de marisco(以前Ramos先生
来仙されたときに料理されたものもこれでした。)

有名なエッグタルト。程よい甘さのカスタードクリームがパイ生地でやさしく包まれ、表面の焦がしキャラメルのわずかな苦み味が アクセントとなって、ぺろりと何個も進んで食べてしまいます。エスプレッソコーヒーとのベストマッチ賞確定!

そして学食でもこのクオリティー


ポルトガルでは米は主食の一つであるが、やはり白米は恋しくなります。
でもそこはさすがの橋爪研、海外派遣員のための補給もしっかり考慮されていました
橋爪先生万歳!


少し遠出して、ユーラシア大陸の最西端のロカ岬にも寄りました。

たまにはもう少し遠出するときは、LCCの元祖とも言えるライアンエアーを恐る恐る使ったりみました。 航空券の値段は片道3,4時間のフライトを往復で1万円程度で購入できてしまうという激安ぶり。 結論から言うとアジア人の一般的な体形の人がiPhoneを携えてバックパック一つでまとめられる荷物で 「移動」をするのなら全く不満はありません。ここはあくまで移動であり、旅行ではありません。
サービスはお金で買うもの、ということがしっかり勉強になった体験でした。

以前私たちの研究室へ交換留学してきたDorotaさんと彼女の旦那さんと再会
新しく知り合えたラチェットくん。お前はオオカミの子孫なのに油断しすぎ。


Shuoとも再会。まるで最近会ったような感じがしました。

ヨーロッパの珍食に舌鼓を打つ...


以前仙台の国際学会で知り合ったKharabetさんとも再会。欧州剣道ガチ勢です。


ユーラシア大陸の最南端にも行けたけど、ここでは驚くほど何もなかったです。


ジブラルタルでイギリスはヨーロッパ連合ではないためにシェンゲンビザで入国が断られるのはいろんな意味でいい思い出。 スペインの税関職員が憐れむような口調で目の前のここ(ジブラルタル)には入れないけど、地中海の向こうにあるモロッコ ならいけるよ言われたのは本当になんとも言えない気持ちになりました。


ということでモロッコへ


城壁のいたるところに放置?されている大砲から海の向こうと対立関係にがあった歴史背景が窺えます。


一時期流行った無加水鍋(タジン鍋)、実はモロッコ発祥です。

上空から見ると、ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸の境目が雲ができていて、まるで神様が線引きしているかのようでした


また、写真はありませんがドイツのフラウンホーファー非破壊検査研究所(IZFP)にも訪問させていただき、検査技術について 有意義な意見交換をすることができました。対応していただいたDr.Amiriにこの場をお借りして謝意を述べさせて いただきたいと思います

100日間の留学もあっという間におわり、帰りは極寒のモスクワ経由で日本へ。

凍り付くウラル地方を飛び越えていきます。

無事到着と思いきゃ、まさかの着陸時に順番が割り込まれ、成田空港上空をフライパス。まるで最後まで油断できない 橋爪研での生活を濃縮したかのような充実した留学生活でした。
追記:荷物の重量は優に制限を超えてしまいましたがポルトガルの職員は笑って通してくれました。ありがとうたいです。

なお、何が起こっても自己責任です。皆さんはしっかり荷物の重量制限を守りましょう。


おまけ
文化の違いといえば、ヨーロッパでは鳩もおしゃれに水を飲みます


鳩に引けを取らず、カモメも独特な立ち位置を確保しています。


猫。みんあだいたい油断しています。


ちゃんとしているところもあります。例えばここで馬または自転車に乗って侵入することは禁止されています。


寝違えたのでしょうか?X線CTで観察してみたいものです。


アルフォートの試作品たちです。


ギタリン奏者


進捗ゼミ前夜の学生像



今回は自分の研究と勉学のためにお時間を設けて対応していただいたリスボン大学のRamos先生、Ribeiro先生、 Dr.Feng、そして当研究室の皆さん、本当にありがとうございました。Muito muito obrigato!
そして何より今回の留学に理解を示していただき、応援をしていただいた橋爪先生には今世一番の感謝の気持ちを こめて三唱させていただきたいと思います。
橋爪先生万歳!
橋爪先生万歳!
橋爪先生万歳!
ありがとうございました。


文責:陳偉熙(D2)


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