下咽頭がん再発と死亡
2021.03.19 note
下咽頭がんとして診断された患者74例のうち, 根治治療を受けた患者は64例. その内, 腫瘍再発は33例である.
再発期間は根治治療後3 – 70か月であり, 平均再発期間は14か月である.
局所再発 = 8/64 (13%), 所属リンパ節転移 = 12/64 (19%), 遠隔転移 = 18/64(28%)[1].
死亡患者数は 45例である. 患者は初期治療後1 – 98か月に死亡する.
平均生存期間は21か月である.
局所再発 = 11/74 (15%),
所属リンパ節転移 = 15/74 (20%),
遠隔転移 = 25/74 (34%).
()の値は 緩和医療または無治療の患者数である [1].
われわれが提案する手法は, 転移初期段階にあるリンパ節を治療することを目的に開発されてきた. リンパ節転移を治療することで5年生存率が改善する.
参考文献
[1] M. Tateda, K. Shiga, H. Yoshida, S. Saijo, J. Yokoyama, H. Nishikawa, Y. Asada, K. Matsuura, T. Kobayashi, Management of the Patients with Hypopharyngeal Cancer: Eight-Year Experience of Miyagi Cancer Center in Japan, The Tohoku journal of experimental medicine, 205 (2005) 65-77.