リンパ管造影から見える転移リンパ節に対する全身化学療法の限界
2021.04.30 note
リンパ節の転移初期像をリンパ管造影で調べると, リンパ節の画像の一部が消える血流欠損という領域が生じる.
この領域は腫瘍である.
この領域ではリンパ洞も血管も極端に少ない[1].
転移初期段階にあるリンパ節の治療には, 血流を介した全身化学療法の奏効率は低いと言える.
参考文献
[1] R. Iwamura, M. Sakamoto, S. Mori, T. Kodama, Imaging of the Mouse Lymphatic Sinus during Early Stage Lymph Node Metastasis Using Intranodal Lymphangiography with X-ray Micro-computed Tomography, Molecular Imaging and Biology 21 (2019) 825-834.