シリーズ 青葉山 94 ホソヒラタアブ
薄 暗い林内に浮かんで見える白い花、ヤマブキショウマ。その白い花粉を顔につけながら、ホソヒラタアブが蜜(みつ)の食事中だ。 黒と黄色のしま模様は、ハチそっくり。アブを食べるカエルも、ハチに刺されると勘違いし、ホソヒラタアブは狙わない。蜜が主食の成虫に比べ、幼虫はアブラムシを食べる肉食家だ。 茎のところに泡の塊を見つけた。住人はアワフキムシの幼虫。"泡の隠れ家"で、草の汁を吸って生活している。 体長1cm。
暗い林内に浮かんで見える白い花、ヤマブキショウマ。その白い花粉を顔につけながら、ホソヒラタアブが蜜(みつ)の食事中だ。
黒と黄色のしま模様は、ハチそっくり。アブを食べるカエルも、ハチに刺されると勘違いし、ホソヒラタアブは狙わない。蜜が主食の成虫に比べ、幼虫はアブラムシを食べる肉食家だ。
茎のところに泡の塊を見つけた。住人はアワフキムシの幼虫。"泡の隠れ家"で、草の汁を吸って生活している。
体長1cm。
ホソヒラタアブ Episyrphus balteatus De Geer ハナアブ科 春先から初夏にかけて花を訪れている姿が観察できます。平板状、皿状の花で送粉者として一定の役割を果たしていると思われます。しかし移動範囲があまり広くなく、訪花も日和見(ひよりみ)的なので、花にとっては同じ時期に活動するコハナバチ類やヒメハナバチ類に比べて、送粉者としての有用性が低いようです。
春先から初夏にかけて花を訪れている姿が観察できます。平板状、皿状の花で送粉者として一定の役割を果たしていると思われます。しかし移動範囲があまり広くなく、訪花も日和見(ひよりみ)的なので、花にとっては同じ時期に活動するコハナバチ類やヒメハナバチ類に比べて、送粉者としての有用性が低いようです。