カザグルマ
Clematis patens Morr. et Decne.
キンポウゲ科
園内での現状は不明。1958年に採集された標本があります。
白色〜淡紫色の見事な花をつけ、「クレマチス」の園芸品種の多くで母種になっています。美しい花を求めての乱獲がたたって野生のものは激減しました。
環境庁が97年の夏に取りまとめた新しい植物版レッドリストでは、「絶滅危惧II類(VU)-絶滅の危険が増大している種」に指定されています。これは、現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来確実に「絶滅危惧I類(野生での存続が困難)」に移行すると考えられる、危険な状態です。
→ 園内の貴重な植物(カザグルマ)