本州・四国に生息。平地から低山地に生活します。植物園内での生息個体数は多くはありませんが、沢道周辺で見かけることがあります。冬に葉が落ちて見晴らしがよくなった林内で、枝から枝へ渡る姿が観察されます。クルミやドングリを好み、丈夫な前歯で器用にこじあけて食べます。近年、ペットとして飼われているチョウセンシマリスが野生化し、本州でも見かけるようになりました。
* ニホンリスは樹皮や枝で、鳥のような巣をつくります。針葉樹林では巣をつくる材料がとれ、落葉樹林では食料がとれます。→参考 動物の衣食住
** ホンドリスと呼ぶ場合もありますが、本ページではニホンリスという呼び方に統一します。
*** 一個一個別の場所に隠すようです。リスは隠した場所の一部を忘れてしまい、そうして生き残った植物の実が発芽・成長して、分布を広げることになります。