チゴユリ
Disporum smilacinum
A.Gray
ユリ科
市道青葉山−亀岡線周辺などの林床にふつう。
暗くなった林床にうつむき加減に咲く小振りの花。しかし、植物としては意外にしぶとい。秋まで葉を維持し、じっくり時間をかけて黒紫色の実をつくります。多年草ですが、今見えている部分のほとんどは今年限り。代わりに残るのが、地中に作られた娘個体(ラメット)です。親が小さければ、すぐわきに一つだけ。親が大きければ長くのばした走出枝(ストロン)の先にさらに一つつくられます。こうした栄養繁殖によって集団を広げていきます。