シリーズ 青葉山 64 ヤマツツジ
萌黄(もえぎ)、柳葉、若芽など、先人たちが豊かな感性で名を付けたさまざまな緑の中で、ヤマツツジの赤い花がひと際、鮮やかに映える。
3月上旬に見た花芽は、短い毛がびっしりと生えた鱗片(りんぺん)に包まれて、まだ固かった。
基部に付いているのは、寒さに耐えて冬を越した「秋葉」。
ヤマツツジ Rhododendron obtusum (Lindley) Planchon var. kaempferi (Planchon) Wilson 明るくやや乾いた林にふつう。