日本のムササビは3亜種に分けられています。本種は東北地方〜長野県の低山の森林に生息しており、針葉樹の大木の洞に巣をつくります。飛膜によって60mから200mも飛ぶことがあります。尾で舵をとります。夜行性であり、夜の園内でモミやスギの大木の先に止まり、ギャーギャーと大声で鳴くのが聞こえます。植物食で果実・若い木の芽・ドングリなどを食べますが、昆虫も食べます。食性が幅広いので、生息密度は樹洞の数で決まっているようです。
昔、夜の植物園近くに車を停めていた人が、「森の方で誰かが殺されている声がする」と警察に通報し、大騒ぎになった。たしかに、そのようにも聞こえる声の持ち主。