シリーズ 青葉山 29  カワセミ 

 

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「チーッ」。鋭い鳴き声とともに翡翠(ひすい)が水面すれすれに飛んできた。広げた翼は金属的な緑色、背から尾にかけてのコバルトブルーの羽毛。カワセミだ。

青葉山の奥深くから流れ込む竜ノ口沢と広瀬川との合流点付近では一年中、カワセミの姿を見ることができる。彼らが生息するためには、ねぐらや営巣用として穴を掘る斜面と主食用の魚をとる場所が必須条件。この一帯は街の騒音を除けば、ほぼ条件を満たしているといえるだろう。

カワヤナギの枝で休むカワセミ。メスの縄張りに入れてもらったオスとの間にかわいいヒナが生まれることを祈ろう。

(河北新報社提供 初出 1991.3.12)


 

カワセミ
Alsedo atthis
ブッポウソウ目 カワセミ科

全国的に分布し繁殖します。冬、北方のものは暖地に移動します。生息場所の水辺が氷ってしまうのが理由のようです。平地から山地の水辺に生息します。水中にダイビングして魚をとらえます。水棲昆虫やエビも餌とします。水辺の土の崖に嘴を使って巣穴を掘ります。1960年代には河川の汚染により減少しましたが、近年徐々に回復し、都市に進出してきました。広瀬川で複数のつがいが繁殖しているようです。植物園の川沿いにも見られます。