シリーズ 青葉山 173 ミズナラ
冬
の準備に忙しい動物たちも戸惑ったかもしれない、暖かな朝。しかし、山は少しずつ色づいてきた。高さ20mを越すミズナラ。その黄色に染まった葉が、風に飛ばされていく。
右上は6月の葉。降りしきる雨に森全体がぬれ、ギザギザのある葉も重たげだった。
灰色の樹皮を見る(右下)。縦に深く裂け、触れると表面が薄くはがれる。
枝の大きなドングリは、すっかり落ちたようだ。ブナ科の落葉高木。
ミズナラ Quercus mongolica Fischer var. crispula (Blume) Ohashi ブナ科
離山などにまれ。
ミズナラはブナとともに日本の夏緑樹林(落葉広葉樹林)を代表する樹木です。ブナほどではありませんがまとまった林(ミズナラ林)をつくる傾向があり、雑木林の主役であるコナラに比べて北より・山地よりに分布しています。仙台近辺の丘陵地ではコナラのほうが多く、園内でもミズナラの生育はまれです。 → コナラ(青葉山34回) ナラ類の材は淡黄色で美しく、オーク材と呼ばれて家具や建築に重用されます。中でもミズナラは優秀な材として知られています。
ミズナラはブナとともに日本の夏緑樹林(落葉広葉樹林)を代表する樹木です。ブナほどではありませんがまとまった林(ミズナラ林)をつくる傾向があり、雑木林の主役であるコナラに比べて北より・山地よりに分布しています。仙台近辺の丘陵地ではコナラのほうが多く、園内でもミズナラの生育はまれです。 → コナラ(青葉山34回)
ナラ類の材は淡黄色で美しく、オーク材と呼ばれて家具や建築に重用されます。中でもミズナラは優秀な材として知られています。