シリーズ 青葉山 166  カスミザクラ 


 

 

 
日を浴びて、高さ20mにも達するカスミザクラが、葉を飛ばしている。

 

根元に行ってみた。


 

くすんだ赤や茶色の落ち葉が積み重なって"じゅうたん"が日一日と厚くなっていく。

 

枝にたくさんの白っぽい花を咲かせてから、もう半年。そろそろ、樹木の"冬支度"が始まる頃だ。
右はサクラの仲間の特徴的な樹皮。
若木が成長すると、薄くはがれる。
  
山地に自生する、バラ科の落葉高木。
(河北新報社提供 初出 1991.10.31)

カスミザクラ
Prunus verecunda (Koidz.) Koehne
バラ科
明るい林内や林縁にふつう。

秋、森の中では気温の低下とともに木々の紅葉・落葉が進みますが、その時期は樹種によって少しずつ異なります。サクラ類は最も早い時期に落葉するもののひとつで、今年も林床にはカスミザクラの落葉がすでにたくさん積み重なっています。 (98.11.8記)

 → カスミザクラの花