シリーズ 青葉山 147  コムラサキ 


 

 

 
色に輝く果実を見つけた。雲間から差し込む太陽が、"珠玉"を引き立てる。仲間のヤブムラサキなどよりも、実を付けるのが早い。
 

もともと暖地系の植物。

早く気温の低下を感じ取っているのだ。

もうすぐ冬の鳥ジョウビタキが"好物"を求めてやってくる。

右は9月初旬に見た満開の花。葯(やく)が破れ、黄色の花粉が浮き出ていた。


ノハラアザミで羽を休めるメスグロヒョウモンは、もう羽がボロボロだ。

 

クマツヅラ科の落葉低木。


(河北新報社提供 初出 1991.10.7)

コムラサキ
Callicarpa dichotoma (Lour.) K. Koch
クマツヅラ科

園内で自生の記録はありません。

野外で自生している個体は多くありませんが、果実が美しいので「ムラサキシキブ」という名前でよく庭に植えられます。

 → ムラサキシキブ
 → メスグロヒョウモン (青葉山117)