シリーズ 青葉山 117  メスグロヒョウモン 


 

 


寒い日が続いても、虫たちはしっかり活動している。オカトラノオに吸蜜に来たのは、地味な色調のメスグロヒョウモンの雌だ。

 

 

タテハチョウ科のヒョウモンの仲間と言えば、黄やオレンジ色の地に黒い斑紋の"ヒョウ柄"がトレードマーク。なのに、メスグロヒョウモンの雌は、似ても似つかぬ色と模様をしている。

蜜に満足して飛び立った黒い雌の後ろを、オレンジ色の影が追いかけた。メスグロヒョウモンの雄だ。姿は違っても、自分の連れ合いはちゃんと分かるのだから感心だ。

タテハチョウ科。翅開張約7cm。

 (河北新報社提供 初出 1991.8.7)

 

メスグロヒョウモン(メス)
Damora sagana Doubleday
タテハチョウ

メスグロヒョウモンの標本は植物園展示ホールにて展示しています。