シリーズ 青葉山 117 メスグロヒョウモン
肌寒い日が続いても、虫たちはしっかり活動している。オカトラノオに吸蜜に来たのは、地味な色調のメスグロヒョウモンの雌だ。
タテハチョウ科のヒョウモンの仲間と言えば、黄やオレンジ色の地に黒い斑紋の"ヒョウ柄"がトレードマーク。なのに、メスグロヒョウモンの雌は、似ても似つかぬ色と模様をしている。
蜜に満足して飛び立った黒い雌の後ろを、オレンジ色の影が追いかけた。メスグロヒョウモンの雄だ。姿は違っても、自分の連れ合いはちゃんと分かるのだから感心だ。
タテハチョウ科。翅開張約7cm。
メスグロヒョウモン(メス) Damora sagana Doubleday タテハチョウ科