「尾花」と呼ばれ、秋の七草のひとつです。ススキの地下茎は太く短く、年とともに同心円状に広がって大きな株になります。初夏になると親株のまわりにすばやく新しい茎を直立させて高く伸ばし、他種との光をめぐる競争に強い性質を持ちます。つる性の植物にも絡まれにくいので、放棄された耕作地や空き地によく繁茂します。日本の代表的な草原植物です。
茅(カヤ)と呼ばれ、茅葺き(かやぶき)屋根の材料として古くから重要な植物でもありました。
補足:カヤに利用される植物は、場所により違いがあります。水辺が広がっている地方ではヨシ、奄美・沖縄地方ではチガヤが使われていました。
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