ヤナギ類、ハンノキ類、カエデ類、スギなど、多くの植物への加害が確認されており、いろいろな場所で厄介者扱いを受けています。
カミキリムシの仲間にはマツ枯れに深くかかわっているマツノマダラカミキリがいます。この虫はマツ材線虫病を引き起こすマツノザイセンチュウを媒介します。マツノマダラカミキリがマツの樹皮をかじった際にできた傷口から、体内の線虫(マツノザイセンチュウ)が樹体内に侵入し,マツを発病させ枯れさせてしまいます。近年、植物園内のアカマツにも被害がでており、防除の努力がなされています。
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