シリーズ 青葉山 112 ホオジロ
にえさをくわえたホオジロが低木の中に姿を消した。枝の間からかすかに見える巣の中にひなが4羽いた。物陰に隠れて観察してみよう。
ホオジロの子育ては雌雄共同で行う。この時期のえさは、ウマオイやコオロギなどの陸生昆虫が主で、およそ15分間隔でせっせと運ぶ。おなかをすかせたひなは、頭から丸のみにする。
写真の雌親がくわえているのは、えさではなくて実はふん。ひなはえさを食べると、おしりを上げて袋にくるまれたふんをする。親鳥は給餌(きゅうじ)の後に必ずふんをくわえて巣の外に運び出す。巣を汚さない野生の知恵だ。
ホオジロ Emberiza cioides ホオジロ科 尾はやや長めですが、大きさ、羽色ともスズメによく似ていて、ヤマスズメ、ヤブスズメ、ノスズメといった地方名があります。全国の山地、平地の明るい林縁、低木林に生息しており、古くから日本人に親しまれてきました。特徴のある声でさえずり、「一筆啓上仕り候」などと聞きなされます。巣は地上の草かげまたは低い枝の上につくります。
尾はやや長めですが、大きさ、羽色ともスズメによく似ていて、ヤマスズメ、ヤブスズメ、ノスズメといった地方名があります。全国の山地、平地の明るい林縁、低木林に生息しており、古くから日本人に親しまれてきました。特徴のある声でさえずり、「一筆啓上仕り候」などと聞きなされます。巣は地上の草かげまたは低い枝の上につくります。