理念理念|東北大学附置研究所・センター連携体

  1. トップページ
  2. 理念

東北大学附置研究所・センター連携体の目的

 東北大学は、開学以来「研究第一主義」、「門戸開放」、「実学尊重」の理念を体現するための方策の一つとして、附置研究所・センターの充実を図ってきました。本学の附置研究所・センターは、特定の目的に特化した研究を組織的かつ継続的に行うとともに、研究を通した教育を行うことにより、大学院研究科とともに、言わば車の両輪として、本学の研究と教育を担っています。また、国内外の関連研究者コミュニティに対して開かれた活動を行うことにより、社会にも貢献しています。しかしながら、近年のグローバル化の進展に伴う社会や産業構造の急激な変化によって、学問や研究を取り巻く環境も目まぐるしく変化しており、結果として分野間の境界も明確でなくなり、すべてがボーダーレス化しています。
以上のような背景から、東北大学附置研究所・センター連携体は、各々の研究所の持つ本来の目的・使命を尊重しつつも、研究所間の連携を強力に促進し、新しい学際的研究の発展と枠組みの創出を目指します。

東北大学附置研究所・センター連携体の活動

 研究所長会議が運営主体となり、平成15年度から研究所連携プロジェクトを創設し、分野横断的思考のもとに次世代の新しい学術・産業分野の創成を目指した「ヒューマン・サイエンスとテクノロジー」を基本テーマとした研究活動を展開しました。具体的には、テーマA「ナノマテリアルとエネルギー環境サイエンス」とテーマB「ヒューマンサイエンスと情報テクノロジー」の2本立てで、研究所の枠を越えた7つのグループにより、連携研究を推進しました。このプロジェクトは、1期3年で4期12年継続し、平成26年に終了するまで、多くの連携研究の成果が得られました。
平成27年度からは、研究所若手アンサンブルプロジェクトを創設し、研究所間の若手研究者の交流と連携研究の推進を目指して、研究会・ワークショップの開催や若手アンサンブルグラントを創設して連携研究に対する助成などを行っています。