2016年10月31日(月)、11月1日(火)に、第2回研究所若手アンサンブル研究会を開催しました。参加者は、当初50名を予定しておりましたが、招待講演者2名を含めて44名となりました。
招待講演では、災害研の川島教授より、気仙沼における過去の災害に関する考証が示され、市街地や港湾、産業の変遷について紹介されました。また、工学研究科技術社会システム専攻の狩川准教授からは、安全学に関する講演があり、組織や社会システムなど多様な枠組みにおける安全管理やポリシーについて参加者の関心をひき、研究室での安全衛生などの参考になったとの感想も多く聞かれました。
研究発表としては、本年度の研究所アンサンブルグラント採択課題第1ステージ10件および第2ステージ2件について研究概要が説明され、活発な質疑応答がありました。また、グラント採択課題の説明者以外の参加者も、各自の研究活動などについてのショートプレゼンテーションを行い、研究所間、研究者間の相互理解の場となりました。
見学会では、気仙沼シャークミュージアムにて東日本大震災の資料映像を視聴し、災害研気仙沼オフィスの訪問を経て、漁港周辺を中心に視察・見学を行いました。前日の招待講演で得られた知識と、現場を重ね合わせることができ、震災復興について考察を深められる機会になったと考えております。