笠田研究室D2の陣場優貴です。米国ミシガン大学への留学中ではありますが、今回は2023年1月22日-27日に開催された47th International Conference and Exposition on Advanced Ceramics and Composites (ICACC 2023)に参加し、JSPS博士研究員(DC2)としての研究発表を行ってきましたので、その様子を報告させていただきます。
会場:Hilton Daytona Beach Oceanfront Resort, Daytona Beach, FL, USA
会期:January 22-27, 2023
https://ceramics.org/event/47th-international-conference-and-expo-on-advanced-ceramics-and-composites-icacc2023
ICACCはThe American Ceramic SocietyのEngineering Ceramics Divisionが主催する世界最大級のセラミックスの国際会議で、フロリダ州デイトナビーチにあるHilton Daytona Beach Oceanfront Resortで開催されました。セッションは一般セッションx19 + 注目セッション x4 + 特別セッション x3に分けられ、幅広い分野の議論が行われていました。私は超高温セラミックスセッションで、「低温で焼結したTiB2の密度・強度に及ぼすボールミル処理助剤の影響」について発表してきました。
論文等で名前を知っている先生方のホンモノの前での発表にはとても緊張しましたが、何とか乗り切ることができました。それだけでなく、Student & Young Professional Grantまで受賞させていただき、ここに感謝を申し上げます。
コロナの影響で今回が国際会議への初めての現地参加となりましたが、「すごく楽しかった」というのが率直な感想です。国内学会ではあまり見かけなかったホウ化物を専門とする方々と出会い、自身の研究の位置づけを再認識することができました。また、近藤先生のご紹介で多くの先生方と直接お話しさせていただけたことも、とても貴重な経験でした。おかげさまで、会場の内外に関わらず、常に何かを学ぶことのできる、非常に刺激的な1週間となりました。
留学生活も残り1か月余となり、研究のペースを上げていこうと思っております。このタイミングでの学会参加は研究のモチベーションを大きく上げる良い機会となりました。留学をご支援頂いている東京工業大学原子力イノベーター養成プログラムの原子力イノベーション留学(SANI)は来年度も継続されるそうなので、笠田研の皆さんにもぜひ海外留学+国際会議参加の楽しさを体験していただきたいです!