大学の世界展開力強化事業 INTER-UNIVERSITY EXCHANGE PROJECT

レジリエントな社会を創造する日英米大学の国際連携

International Collaboration between Japanese, British, and American Universities to Create Resilient Societies

Outline概要

レジリエントな社会の創造に向けた取り組みを先導する東北大学と、共通する価値観を持つ海外相手大学とで連携の上、「グローバル・レジリエンス」マインドセットの涵養を図る国際交流・国際教育を学部学生を中心に実施するとともに、大学院レベルでの最先端の教育研究に基づいて、「グローバル・レジリエンス社会」を創造し、国際展開の実現を担う人材の育成を行います。レジリエンス社会実現の現場(フィールド)ともいえる東日本大震災の被災地で共に学ぶことにより、日本と各国の架け橋になる人材育成も目指します。

本プロジェクトで実施するプログラムは、短期の交流から、学位取得を目指す長期の交流までを含む、重層的なものです。以下が主なものです。

  • 1) 現地高校生リクルート
  • 2) 「グローバル・レジリエンス・マインドセット」を涵養する国際交流・国際教育プログラム「グローバル・レジリエンス・スタディーズ」を策定し実施
  • 3) 「グローバル・レジリエンス社会」の実現に寄与する多様な最先端教育研究に基づく大学院海外研修・共同指導プログラムの実施
  • 4) 「グローバル・レジリエンス創造共同大学院プログラム」(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンとの共同大学院プログラム)の創設

これらのプログラムの実施にあたっては、全学的な体制での質の保証を行います。特に「グローバル・レジリエンス・スタディーズ」は、東北大学「挑創カレッジ」におく新たな履修プログラムとして設置し、また、大学院においてはこれまでの共同指導プログラムの実施で得た知見を活用し本プロジェクトを実施し、さらに共同大学院プログラムの質保証につなげます。
これらの取り組みにより「レジリエンス社会創造」に資する教育プログラムを世界にモデルとして示すとともに、英米にとどまらず、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド、チリ等の環太平洋地帯やインド太平洋地域にも展開させます。

レジリエントな社会の創造

養成する人材像

地球温暖化等の環境・社会問題を解決し、自然災害や感染症等のあらゆる災害に対してレジリエントで、かつ人々が心豊かに暮らすことができる未来社会を創造し国際展開に貢献できるようなグローバルリーダーを養成します。

具体的には、

1)多様性(Diversity)、公正(Equity)、包摂性(Inclusion)(DEI)への意識を持ち、グリーンテクノロジー、SDGs、防災・減災等について国際的視野で理解する「グローバル・レジリエンス・マインドセット」を持つ人材を広く育成します。

さらに、大学院においては、上記に加えて、

2)海外有力大学との最先端共同研究・共同指導を通じ、”国際的な人権、法支配、民主主義への幅広く深い知識と理解を基盤としたレジリエンスへ繋ぐ能力やメンタルウェルビーイングにかかわる専門知識を持ちレジリエントな社会を支える能力/災害科学を核とした学際的専門知・スキルによって、パンデミック、震災、異常気象、紛争などによって生み出されるハザード(危害要因)への迅速で柔軟な対応や危機管理を実践的に担える能力/グリーンテクノロジーに関する最先端の知識の創出と社会実装を通じて、レジリエンス社会の実現・確率へ貢献する能力” を兼ね備えた人材(レジリエンス社会実現に資する高度専門人材)の育成を目指します。

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