シェルとはコマンドを解釈するコマンドの事です。たとえばGNOME端末というコマンドは文字の表示や入力を受け持っているだけです。
言い替えると入力されたコマンド文字をシェルに渡して解釈と実行をしてもらい、コマンドから返ってきた結果を再び画面上に表示したりしているわけです。
みなさんが使っているシェルは tcsh
と呼ばれるもので、いろいろと便利な機能が備わっています。その中から、2つ紹介。
長いプログラム名や、ファイル名をいちいち入力するのは面倒です。 そんなときに、途中まで入力して TAB キーを押してみて下さい。
すると、シェルが知っている候補群の共通の部分まで、自動的に 補完します。
[user...]% cd M [TAB] → cd Mail と表示される
共通部分を自動入力、なので候補が1つしかなければ、最後まで 補完されます。慣れると、非常に便利です。
少し前に打ち込んだコマンドを再度実行したい場合はよくあります。 特に、この先やる LaTeXのコンパイルやCのコンパイルなどです。
tcsh
は実行したコマンドを覚えていて、簡単な操作で再実行を してくれます。
このとき、コマンドにつけたオプション(引数)まで含めて再実行します。他にもいろいろあるのですが、最低これだけ覚えておくといいでしょう。