変数



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変数

Cでは、使用する変数はあらかじめ宣言しておかなければなりません。 その際には、その変数の型と名前を書く必要があります。

まず変数の名前を決めるに際して注意することは、

ということに注意してください。

Cでは、変数の型を細かく指定できます。 型については、基本的には次の3種類に分けられます。 また、サイズや符号の有無などの区別を与えて、 これらの基本型をさらに細かく指定することができます。

この他にもCでは、void型(値を持たない)や列挙型、 構造体や共用体といった型を使用することができます。 さらに typedef により自分で型名を定義することも可能です。 詳しくは、参考図書を参照してください。

原則として、数値演算は同じ型のもの同士でしか行えません。 けれども、良く使われる算術演算(加減乗除など)では、 表現範囲の大きい方の型に自動的にそろえて演算してくれます。 (例えば、整数型と浮動小数点型との演算では、両方を浮動小数点型に して演算する。)


・文字型と整数型→整数型
・整数型と浮動小数点型→浮動小数点型

一般に、型の違うものを同じにそろえる場合は、キャスト変換を使います。

例 
    int i,j;
    double x;

    j = i * (int)x ;    /* x (double型) を int 型へ変換 */
                        /*   (小数点以下は切捨てられる) */

また、変数には有効範囲があります。



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機械・知能系 コンピュータ実習担当教官