2018年度 自修会コンサート
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ランチタイムコンサート2018
2017年度 自修会コンサート
主催: 東北大学理学部・理学研究科自修会
東北大学理学部自修会イブニングコンサート
「ヴィオラと管弦楽の夕べ」のご案内(入場無料)
■日 時:2017年10月10日(火)18:00開演
■場 所:理学研究科合同B棟2階エントランスホール
■プログラム:
第1部~Viola Recital
テレマン:ヴィオラ協奏曲 ト長調
グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調
第2部~学生との合同演奏
モーツァルト:アイネクライネナハトムジークより(*)
ハイドン:交響曲第45番 「告別」
■演 奏:
第1部
ヴィオラ 後藤悠仁氏(日本フィル常務理事、
東京音楽大学指揮科特別アドバイザー)
ピアノ 清水将仁氏(洗足学園音楽大学准教授、
フェリス女学院大学講師)
第2部
指揮,ヴィオラ(*) 後藤悠仁氏
管弦楽 宮城教育大学交響楽団
東北大学交響楽団による有志学生オーケストラ
■主 催:東北大学理学部・理学研究科自修会
2017eveningconcert1
7月13日(木)ランチタイムコンサート
今回は東北大学邦楽部の皆さんが、コンサートが始まって以来初の邦楽を披露します!
どなたでも無料でご参加いただけますので、お気軽にお越しください。
■ 日 時:2017年7月13日(木)12:15~12:45
■ 場 所:理学研究科合同B棟2階エントランスホール(MAPのH-03)
■ 演 奏:[ 東北大学邦楽部より ] 鈴木華穂(尺八・理3)、高浜元史(尺八・理2)、
太田洋介(三味線・工M1)、豊岡雅士(尺八・理M1)、伊佐颯人(箏・工4)
■ 主 催:東北大学理学部・理学研究科自修会
■ 備 考:入場無料・昼食持参OK・途中入退場OK
2016年度 自修会コンサート
主催: 東北大学理学部・理学研究科自修会
11月7日(月) 18:00〜20:00
理学研究科合同B棟2階エントランスホール
ヴィオラと指揮: 後藤悠仁(日本フィル)
ピアノ: 清水将仁(洗足学園音楽大学)
チェロ: 三宅 進(仙台フィル,ソロ首席)
オーケストラ:東北大学交響楽団有志
<<<プログラム>>>
レベッカ・クラーク:パッサカリア
ヴィオラ・ソナタ
J.S. バッハ :無伴奏チェロ組曲第3版ハ長調
ハイドン :チェロ協奏曲第2番ニ長調
オーケストラ出演メンバー
Vn
深井隆達・理(M2)
高舘祐貴・工(D1)
西原至・工(M2)
大貫かほり・工(M1)
山田千夏・理(4)
清水匠・工(3)
野々瀬真理・文(2)
Vla
坂本一真・薬(M1)
田代真敬・工(4)
梅津智美・医(OG)
Vc
八木澤亮・文(4)
奥畑大吾・工(M1)
平井研一郎・理(OB)
Cb
竹内慎吾・理(4)
Ob
多田友紀乃・工(4)
坂井美稀・教(1)
Hr
佐藤啓太・理(2)
大森一真・法(2)
同日のお昼,片平キャンパスで後藤悠仁さんと清水将仁さんのデュオによるミニコンサートが予定されています(東北大学社会連携室主催).
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6月9日(木) 12:15〜12:45
理学研究科合同B棟2階エントランスホール
クラリネット: 日比野裕幸(宮城教育大学・教授)
ピアノ: 倉戸テル (宮城教育大学・教授)
プログラム
ヘンデル 「調子のよい鍛冶屋」
サンサーンス クラリネットソナタ 作品167
バッシ 「リゴレット」のモティーフによる幻想曲
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2016.6.9.自修会コンサートポスター(A4修正版)
2015年度
第3回
2015年10月28日(水)18:30〜20:30
場所: 理学合同B棟2階エントランスホール
ヴィオラ: 後藤悠仁(日本フィルハーモニー交響楽団常務理事
東京音楽大学指揮科特別アドバイザー)
ピアノ: 清水将仁(洗足学園音楽大学 准教授)
グランドピアノでラジオ体操
日時: 6/5(金),6/10(水) 12:45〜12:50
場所: 合同B棟エントランスホール
ピアノ: 田中 裕孝(地球惑星物質科学科 3年)
自修会コンサート
第1回 6月12日(金)ランチタイムコンサート
Ensemble Liberta con Brio
ブラームス クラリネット三重奏曲より
メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第二番より
ほか
Violin 澤田 桂吾 (法学部3年)
Clarinet 高井 萌子 (理学部物理学科3年)
Piano 田中 裕孝 (理学部地球惑星物質科学科3年)
Cello 八木澤 亮 (文学部3年)
第2回 6月30日(火)ランチタイムコンサート
オーボエ: 西沢 澄博(仙台フィル首席奏者)
ピアノ: 小川由希子
場所: 理学合同B棟2階エントランスホール
(理学部・自然史標本館前下車,徒歩すぐ.
標本館の敷地から小さな階段を上ると,目の前が理学合同棟です)
2014年度 自修会コンサート
10月27日(月) 18時〜20時
場所: 理学合同B棟2階エントランスホール
(理学部・自然史標本館前下車,徒歩すぐ.
標本館の敷地から小さな階段を上ると,目の前が理学合同棟です)
曲目:
ブロッホ:ヘブライ組曲
ブラームス:ヴィオラソナタ第1番へ短調作品120の1
バッハ オーボエとヴァイオリンのための協奏曲BWV1060
モーツァルト 交響曲第29番 他
出演: 後藤悠仁(ヴィオラ&指揮)
清水将仁(ピアノ)
宮城教育大学&東北大学・学生有志
木村帆乃加(バッハ:ヴァイオリン独奏,宮城教育大学音楽科)
高井 貴行 (バッハ:オーボエ独奏,東北大学理学部)
[出演者リスト]
バッハ
Vn独奏:木村帆乃加(宮教・初等教育教員養成課程 音楽コース4)
Ob独奏:高井貴行(理4)
Vn1st:太田隆介(法3・宮教オケ)
Vn2nd:澤田桂吾(法2・宮教オケ)
Va:後藤悠仁
Vc:八木澤亮(文2)
Cemb:田中裕孝(理2)
モーツァルト
Vn1st:深井隆達(理4)・木村帆乃加(宮教)・太田隆介(法3・宮教オケ)・佐々木大地(理2)
Vn2nd:清原桃子(文4)・高舘祐貴(工M1)・田代七菜美(宮教・中等教育教員養成課程
音楽教育専攻2)・山田千夏(理2)
Va:赤城達弥(理M1)・澤田桂吾(法2・宮教オケ)
Vc:奥畑大悟(工3)・八木澤亮(文2)
Cb:福田峻(理4)
Ob:高井貴行(理4)・多田友紀乃(工2)
Hr:安瀬海(宮教・中等教育教員養成課程 音楽教育専攻3)・松原毅(経3)
【関連公演】
ランチタイムコンサート(同日,10月27日)
片平・北門会館 (12:10〜12:50)
主催:東北大学総務企画部広報課社会連携推進室
曲目:
マラン・マレー:5つの古いフランス舞曲より
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
マスカーニ:カバレリアルスティカーナの間奏曲
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番より
グノー:アベェ・マリア
その他
出演: 後藤悠仁(ヴィオラ),清水将仁(ピアノ)
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2014年度,終了したコンサート
1)
日時: 6月19日(木)12:15~12:45 (ランチタイム)
場所: 理学合同B棟2階エントランスホール
曲目:
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調「街の歌」より第3楽章
ラブル 四重奏曲Op.1より第1楽章
Disney映画「アナと雪の女王」より Let it go
演奏: Ensemble Liberta con Brio
クラリネット:高井萌子(理学部2年),ピアノ:田中裕孝(理学部2年)
ヴァイオリン:澤田桂吾(法学部2年),チェロ:八木澤亮(文学部2年)
2)7月22日(火)
18:00
スイス・ロマンド弦楽四重奏団
Quatuor
à
corde Suisse Romande
【プログラム】
F.
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ短調 Op.12
リヒャルト・シュトラウス:弦楽四重奏曲 イ長調 Op.2
エルネスト・ブロッホ:山にて
アントニン・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 『アメリカ』
【メンバー】
第1バイオリン 粟野祐美子
第2バイオリン イネス・ラーデウィッグ・オット
ヴィオラ ヴェレーナ・シュヴァイツァー
チェロ ヒルマー・シュヴァイツァー
【関連公演】
ランチタイムコンサート(同日,7月22日)
片平・北門会館 (12:10〜12:50)
主催:東北大学総務企画部広報課社会連携推進室
京都(7/19) 青山音楽記念館 バロックザール
米沢(7/21) 久里学園教育センターホール
東京(7/23) 東京オペラシティ・近江楽堂
長野(7/24) 北斎ホール(小布施)
詳しくはこちら
3)
東北に寄せる音楽家たちの響宴
パリ・オペラ座の名ピアニストを迎えて
8月9日(土)19時
開演(開場:18時40分)
宮城野区文化センター・コンサートホール(JR陸前原ノ町駅前)
ピアノ: ベッセラ ペロフスカ
(Vessela Pelovska,Opéra
national de Paris, パリ・オペラ座)
ヴァイオリン:
松本 克巳
(Japan Philharmonic, 日本フィル)
オーケストラ:東北大学交響楽団有志(*)
客演コンサートマスター: 松本克巳(日本フィル)
入場無料・予約不要・先着順
未就学児が利用できる親子室(事前申込)は定員に達しました.
そのため,当日は小学生以上のみ入場可となります.
<第1部>
エルガー 愛の挨拶
マスネ タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク ユーモレスク
ヴィヴァルディ 『四季』より
<第2部>
モーツァルト ピアノ協奏曲 第19番(*)
<アンコール>
1.ショパン 24の前奏曲集 第4番 ホ短調 Op.28-4
2.モーツァルト ピアノソナタ K.331 3楽章「トルコ行進曲」
3.ショパン 練習曲ハ短調 Op.10-12 「革命」
4.ハチャトゥリアン 剣の舞
5.ショパン 24の前奏曲集 第16番 変ロ短調 Op.28-16
6.ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 1楽章「月光」
プロフィール
ピアノ ベッセラ・ペロフスカ
ベッセラ・ペロフスカは,ブルガリア・ソフィア音楽院でピアノ,室内楽,作曲,音響学そして教育学を学んだ.音楽院を優秀賞を得て卒業後,ベロフスカはブルガリア国内やイタリアでの多くのコンクールで優勝した.
イタリアのセネガリア(Senegallia)国際コンクールで5位に入賞した際,Nadine & Leslie
Wright夫妻にパリに招聘され師事した.ペロフスカは,3年間ヨーロッパ音楽院で学び,フランス音楽への造詣を深め,リール(Lille),イエール(Hyeres),マツァーラ・デル・ヴァッロ(Mazara
del
Vallo)の各国際コンクールで優勝するとともに,パリ,ハエン(Jaen),バルセロナ(Barcelone),ローマ(Roma),大阪のコンクールでも賞を得た.
ベロフスカは,リサイタル,オーケストラとの共演など,多くの国で継続的に演奏活動を続けている.それらはフランス,ブルガリア,ルーマニア,ロシア,スペイン,日本に亘っている.
室内楽の分野では,日本フィルハーモニー交響楽団やパリ・オペラ座のメンバーと共演を重ねており,テレビ出演も行った.クロイツァートリオとして,国際シフラ財団からも受賞している.
1999年から,ベロフスカはパリ・オペラ座のピアニストを務め,パリ・オペラ座管弦楽団との協奏曲での共演,オペラ座管弦楽団のソリストとの室内楽などを行っている.近年では,ガーシュインの『ヘ調の協奏曲』(Concerto
in F),チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第3番をオペラ座管と共演し,後者は録音も行った.
(オペラ座管をバックにソリストを務め,レビューで
absolutely genius
と絶賛されている公演ビデオはこちら.)
ヴァイオリン 松本
克巳
関西学院大学理学部遺伝子専攻卒業後、高校教師となるがヴァイオリンのプロを目指して退職し,日本フィルの入団を果たす.現在,日本フィルハーモニー交響楽団の第一ヴァイオリン奏者として活躍中。また、ホールにとどまらず,被災地でのコンサートなど,様々な活動に音楽家として参加している。8月24日には,横浜みなとみらいホールにて,リサイタルが予定されている.
東北大学交響楽団
1921(大正10)年に発足、大学のオーケストラとして長い歴史を持つ。
団員は東北大学の学生のみならず、仙台市内の大学の学生や、東北大学の卒業生など、幅広い人員で構成されている。年2回の定期演奏会を中心に、常に音楽性の高いコンサートを目指している。
また、小中学校での演奏など、地域に根ざした活動も行っている。
出演: 東北大学交響楽団有志(オーケストラ:第2部)
1st Violin
赤城 達弥(理M1) 高舘 祐貴(工M1) 大貫 かほり(工B3)
橋本 晋(工B2)
2nd Violin
深井 隆達(理B4) 柳田 祐里(工M1) 星野 慎太朗(工B4)
谷田貝 亮(理B4) 山田 千夏(理B2)
Viola
野間 森太郎(工M2) 園田 柊(工M2) 倉嶋 紘一(工M1)
Cello
星 達也(工B2) 八木澤 亮(文B2)
Contrabass
竹内 槙吾(理B2)
Flute
大竹 知菜(歯B3)
Oboe
高井 貴行(理B4) 見友 美月(文B4)
Bassoon
田代 萌(工B3) 舘内 魁生(文B2)
Horn
小長井 悟史(理B2) 無盡 真弓(理D1)
※ 理=理学部 工=工学部 文=文学部 歯=歯学部
B=学部 M=博士課程前期 D=博士課程後期
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2013年秋 イブニング・コンサート
日時: 10月28日(月)18:00~20:00
場所: 理学研究科合同B棟2階エントランスホール(キャンパスマップH-03)
曲目: コレルリ ラ・フォリア
シューマン おとぎの絵本 op.113
ブルッフ ロマンス op.85
モーツァルト 弦楽五重奏曲 第3番ハ長調(全楽章)
演奏: ヴィオラ 後藤
悠仁(日本フィルハーモニー交響楽団)
ピアノ 清水将仁(洗足学園音楽大学)
東北大学交響楽団メンバー(モーツァルトで共演)
ヴァイオリン:赤城達弥(理学部4年),奥津賢一(理学研究科M1)
第2ヴィオラ:油谷拓(理学部3年)
チェロ: 八木澤亮(文学部1年)
主催: 東北大学理学部・理学研究科自修会
後藤 悠仁(ごとう ゆうじ)プロフィール
東京芸術大学を経て1986年、同大学院を修了。1985年6月、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。現在、オーケストラは勿論、ソロ、室内楽等、幅広い分野で活躍している。また、イリス弦楽四重奏団のメンバーとして、各地で演奏活動を行っている。1993年、京都、北海道にてリサイタルを開催。好評を得る。2001年より毎年リサイタルを開催。2009年4月,小林研一郎指揮の日本フィルと,ベルリオーズの交響曲「イタリアのハロルド」で,独奏者として共演(サントリーホール).ヴィオラを中塚良昭、故ウルリッヒ・コッホ、室内楽を故黒沼俊夫、原田幸一郎、ゲルハルト・ボッセ,指揮を広上淳一の各氏に師事。
東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー。
清水 将仁(しみずまさひと)
プロフィール
東京藝術大学を主席で卒業。在学中に安宅賞を受賞。
東京芸術大学大学院を主席で卒業。クロイツァー賞を受賞。
アムステルダム・スウェーリンク音楽院(オランダ)を卒業、
国家演奏家資格を取得。帰国後、東京文化会館、すみだ
トリフォニーホールなどにてリサイタルを開催、好評を博す。
数々のソロリサイタルの他、オーケストラとの共演、室内楽、
伴奏、レコーディングなど、幅広く演奏活動を行っている。
また、コンクールの審査、各地での講習、レッスンなど、
後進の指導にも積極的にあたっている。これまで、新谷規子、
野口明子、故H.C.ステファンスカ、田辺緑、W.ブロンズの
各氏に師事。
現在、洗足学園音楽大学准教授、フェリス女学院大学講師。
日本演奏家連盟会員。クロイツァー記念会会員。
全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
【クマ出没情報】 理学研究科の近くでクマが繰り返し目撃されています.
お越しになる際は,十分ご注意ください.
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2013年春 ランチタイム・コンサート
日時: 6月14日(金)12:15~12:45
場所: 理学研究科合同B棟2階エントランスホール(キャンパスマップH-03)
曲目; ヴィターリ シャコンヌ
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第8番
ヴァイオリン 戸澤 哲夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター)
ピアノ 小川 由希子
主催: 東北大学理学部・理学研究科自修会
演奏者
プロフィール
戸澤
哲夫 ヴァイオリン(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター)
保井頌子氏の手ほどきにより6歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て、同大学院修士課程を修了。この間、読売新聞社主催新人演奏会に出演、芸大室内楽オーディションなどに合格。大学院在学中の1995年1月より、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターに就任し、現在においてまでその重責を果たしてきている。同じく大学院在学中の1994年にアルベリ弦楽四重奏団(ASQ)を結成し、また1996年から安田弦楽四重奏団のメンバーに加わり、ペーター・シュミードル氏など共演者も数多い。ASQでは、ベートヴェンの室内楽作品全曲演奏(90曲以上)に7年越しで取り組むなど、テーマ性を持った活動も特筆される。ソリストとしても、各地でのリサイタル活動に加えてオーケストラとの共演も数多く、これまでに東京シティ・フィルをはじめ、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団などと共演を重ねており、中でも1997年4月には、チャイコフスキーの協奏曲にてアメリカデビューを果たし、スタンディングオベーションを受けるなど大好評を博した。1998年11月より1年間、アフィニス文化財団の海外派遣事業によりドイツ・ベルリンに留学、元ベルリン・フィル
コンサートマスターでフライブルグ音楽大学教授のライナー・クスマウル氏のもとで研鑽を積む。2001年より、ショスタコーヴィチで定評のあるモルゴーア・クァルテットのメンバーに加わり、2006年9月には第一生命ホール・クァルテット・ウェンズデイでのショスタコーヴィチ生誕100周年記念特別企画「3日間で弦楽四重奏曲全15曲を完奏」という大胆な試みを、成功裡に終わらせた。また同年10月の「コンサートマスターの風貌」シリーズ最終回に出演、J.S.バッハを含むオール無伴奏のリサイタルを成し遂げ「30代半ばの油のノリ切った奏者」(音楽現代誌)との評価を得るなど、様々なジャンルにおいての活躍がますます注目されるヴァイオリニストである。近年では各地でのソロ活動や室内楽での活動も目覚しく、その功績が認められ、モルゴーアクァルテットメンバーとして2010年度アリオン賞を受賞。また、後進の育成にも力を入れており、マエストローラ音楽院講師をはじめ、国立音楽大学、日本大学芸術学部非常勤講師を務める。
小川
由希子 ピアノ
東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学研究生2年修了。卒業演奏会、読売新人演奏会、茨城県新人演奏会に出演、新人賞受賞。1994年ピティナピアノコンペティション特級、銀賞受賞。あわせて審査員特別賞、読売新聞社賞、洗足学園前田賞を受賞。1995年日演連推薦新人演奏会に於いて仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。グリーンホール相模大野モーツァルトピアノコンチェルトシリーズに於いてアノトリオで出演する。ドイツで行われた第6回インターナショナル室内楽アカデミーに参加。1997年第7回日本モーツァルト音楽コンクール第2位受賞(1位なし)。1998年仙台フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲を共演。同年ソロリサイタルを開く。1998年、1999年、2000年とクフモ音楽祭ミュージックキャンプに参加。2000年東京文化会館新進演奏家デビューリサイタルにピアノトリオで出演。古河市市制50年記念コンサートに於いて日本フィルハーモニー交響楽団と共演。その他、名古屋大学交響楽団、会津若松市民オーケストラ、鹿児島大学学友会管弦楽団、シンフォニエッタ21、古河フィルハーモニー管弦楽団、魁交響楽団などの定期演奏会のソリストも務める。2001年より開始したアルベリ弦楽四重奏団とのベートーヴェン室内楽全曲演奏会が2008年4月に完結するなど、室内楽を中心に活動している。これまでに、故小森谷真理子、西家桃代、尾花和枝、川名雅美、佐々木正法、松崎伶子、播本枝未子、倉沢仁子の各氏に師事。
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2012年秋・自修会コンサート
10月29日(月) 18:00〜20:00
場所: 理学研究科合同B棟2階エントランスホール
主催: 東北大学理学部・理学研究科自修会
入場無料(一般公開)
出演:
ヴィオラ・指揮: 後藤悠仁
ピアノ: 清水将仁
第一ヴァイオリン:赤城達弥(理3)
遠藤洋(工M2) 于冰(工4) 深井隆達(理2)
第二ヴァイオリン:園田柊(工4)
芹澤一成(工4) 桃澤奈津美(文4) 有元純(理2)
ヴィオラ:野間森太郎(工4)
毒島壮(工4) 油谷拓(理2)
チェロ: 平井研一郎(理M1)
矢内一憲(理M2) 村上聡一(薬2)
コントラバス:小滝雄太(理M1)
オーボエ:高井貴行(理2),加藤玄一郎(工2)
ホルン:村上沙織(歯5),無盡真弓(理M1)
曲目:
ヴィヴァルディ:ヴィオラ(チェロ)・ソナタ第1番 変ロ長調
op.14-1
レーガー:ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 op.107
リスト:ダンテを読んでーソナタ風幻想曲 (ピアノ・ソロ)
モーツァルト:交響曲第29番イ長調
K.201 (オーケストラ)
曲目解説(ヴィヴァルディ,レーガー)
アントニオ・ヴィヴァルディ
チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op. 14, No. 1, RV 47
(ヴィオラとチェンバロ編)
I. Largo:
Largamente, ma andante
II. Allegro
III. Largo ben declamento
IV. Allegro
イタリア・ヴェネツィアに生を享け、早くからヴァイオリンの演奏に才能を発揮していたアントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)だが、青年期には聖職者として生きることを望み、25歳の時に司祭となった(その髪の毛が赤いことから「赤毛の司祭 Il
Prete
rosso」と呼ばれるようになったエピソードはあまりにも有名)。当時、同地に設けられていた「ピエタ慈善院」と呼ばれる孤児院では、音楽的才能を持った女子に対して幼少の頃から訓練を施し、この女性たちによる演奏会を開いて、その収入で慈善院の運営の相当部分を賄っていた。ここにヴィヴァルディは「協奏曲長」という肩書きで就任し、合奏・合唱のレヴェルを飛躍的に高める。貴族の子弟ですら、わざわざ子女を送り込んで教育させるほどであった。
この曲の正確な作曲年代は不明だが、ほぼ1720年頃と推定されている。当時ヴィヴァルディはハプスブルク家領だったマントヴァへ赴き、同地でオペラ等を作曲した。一方でピエタ慈善院のためにも曲を送る契約を交わしており、忙しい日常を送っていたことは想像に難くない。もともとはチェロのために書かれた作品であり、独奏楽器として確固たる地位を築いていなかったチェロのために、様々な可能性を追求した成果が現れている(出版されなかったという点からも、この当時チェロという楽器が独奏用として認知されていなかったことが窺える)。フラット2つを有する変ロ長調という調性も当時としては一般的とは言えず、ヴィヴァルディの試行錯誤が感じられる。
マックス・レーガー
ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 作品107
I. Moderato
II. Vivace - Andante - Adagio - Vivace - Quasi adagio
III. Adagio
IV. Allegretto con grazia - Adagio - Piu adagio
間違いなく20世紀のドイツ音楽を牽引する存在となるはずだったマックス・レーガー(1873-1916)だが(生まれたのはリヒャルト・シュトラウスの9年後)、長命に恵まれることはなかった。暴飲暴食、過度の喫煙・飲酒による肥満が直接的な原因ではあったが、その生活習慣のきっかけとなった、軍隊での辛い経験なども影響を与えたに違いない。豪放磊落な性格と大きな体軀の裏には、実に繊細な心が隠されていたはずである。そのキャリアも、マイニンゲン宮廷楽団の宮廷楽長(若き頃にシュトラウスが務めていたポスト)やミュンヘン、ライプツィヒなどの音楽大学で教鞭を執っており、もう少し長生きしていれば、大きな街で活躍する音楽家となっていたことだろう。
作品107が付けられたこの作品は、《クラリネット・ソナタ第3番》として作曲されたものである。先述のブリッジ作品と同じ1908~09年に作曲されており、国こそ違え、当時の音楽が持ち合わせる共通の要素はどこかに感じられることだろう。そしてもちろん、クラリネットのために書かれた作品をヴィオラのために弾けるよう転用する、というアイディアは、レーガーが終生敬愛し続けたブラームスの《クラリネット・ソナタ》作品120-1をもとにしたものでもあった。4楽章形式だが、冒頭第1楽章がモデラートとされ、曲全体の雰囲気を穏やかなものとしている(これはおそらくオリジナルのクラリネットのもつ音色や雰囲気を象徴したものだろう)。スケルツォ的な第2楽章にはゆったりとした後奏が付けられ、緩徐楽章たる第3楽章への橋渡しの役を果たす。終楽章のロンドでは、何度も繰り返し登場する主題が印象的だが、最後にこれまでの楽章に登場した主題が再び回帰し、曲全体が有機的に関連づけられる。
広瀬 大介(プログラムノート)
1973年生。青山学院大学准教授。著書に『リヒャルト・シュトラウス 自画像としてのオペラ』(アルテスパブリッシング・2009年)など。
後藤 悠仁(ごとう ゆうじ)プロフィール
東京芸術大学を経て1986年、同大学院を修了。1985年6月、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。現在、オーケストラは勿論、ソロ、室内楽等、幅広い分野で活躍している。また、イリス弦楽四重奏団のメンバーとして、各地で演奏活動を行っている。1993年、京都、北海道にてリサイタルを開催。好評を得る。2001年より毎年リサイタルを開催。2009年4月,小林研一郎指揮の日本フィルと,ベルリオーズの交響曲「イタリアのハロルド」で,独奏者として共演(サントリーホール).ヴィオラを中塚良昭、故ウルリッヒ・コッホ、室内楽を故黒沼俊夫、原田幸一郎、ゲルハルト・ボッセ,指揮を広上淳一の各氏に師事。
清水
将仁(しみずまさひと)
プロフィール
東京藝術大学を主席で卒業。在学中に安宅賞を受賞。
東京芸術大学大学院を主席で卒業。クロイツァー賞を受賞。
アムステルダム・スウェーリンク音楽院(オランダ)を卒業、
国家演奏家資格を取得。帰国後、東京文化会館、すみだ
トリフォニーホールなどにてリサイタルを開催、好評を博す。
数々のソロリサイタルの他、オーケストラとの共演、室内楽、
伴奏、レコーディングなど、幅広く演奏活動を行っている。
また、コンクールの審査、各地での講習、レッスンなど、
後進の指導にも積極的にあたっている。これまで、新谷規子、
野口明子、故H.C.ステファンスカ、田辺緑、W.ブロンズの
各氏に師事。
現在、洗足学園音楽大学、フェリス女学院大学各講師。
日本演奏家連盟会員。クロイツァー記念会会員。
全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
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2012年6月11日 18時〜(予定)
「増殖~ファゴットとの調和をもとめて~」
<プログラム> 曲順未定
*ファゴットソロ (ピアノ伴奏)
*トリオ イベール/5つの小品 (Cl,,Ob,Fg)
1(1分)2(2分)3(1分)4(3分)5(1分30)
*クインテット(Fl,Ob,Cl,Fg,Hr)サミュエル・バーバー/サマーミュージック (約12分)
*Fg重奏
*13重奏 リヒャルト・シュトラウス/セレナード (約8分)
<出演者>
依田晃宣さん
東北大交響楽団関係者有志
―プロフィール―
依田晃宣(ヨダアキノブ)
東京生まれ。2005年、東京藝術大学音楽学部卒業。卒業時にヤマハ管楽器新人演奏会出演。ファゴットを津田雄三、吉田将、岡本正之、岡崎耕治の各氏に師事。
在学中より、藝大における様々なプロジェクトに積極的に関わる。「Wiener Philharmoniker week
in JAPAN
2004」の一環として、サントリーホール大ホールで行われたウイーンフィル首席奏者M・ヴェルバ氏のマスタークラスを受講する。2004年、2005年、東京藝術大学室内楽定期演奏会に出演。
ミュージックマスターズコースin かずさ、小澤征爾音楽塾、第18回アフィニス夏の音楽祭等の講習会に参加。また、サイトウキネンフェスティバル、宮崎国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭、水戸室内管弦楽団、東京のオペラの森、JTアートホール室内楽シリーズなどの演奏会や音楽祭への出演の他、国内各地のプロオーケストラにも度々ゲスト首席奏者として招かれている。2008年には第3回水戸室内管弦楽団ヨーロッパ公演に参加。その他、ドラマ&映画「のだめカンタービレ」での楽器演奏の指導や録音、各地の大学や高校、アマチュアオーケストラの指導等、様々な活動を行っている。現在、東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師(藝大フィルハーモニアファゴット奏者)。ファゴットアンサンブル「メイプルズ」、アンサンブル東風、各メンバー。東京ジュニアオーケストラソサエティ準講師。
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主催: 理学部・理学研究科自修会