シリーズ 青葉山 38  ヒメカンスゲ 

 

 
ミの森を抜け、アカマツ林が途切れるあたりに、小さな花が咲いていた。高さ3cmにも満たないヒメカンスゲだ。

放射状に広がった黄色の花は雄花。花びらのように見えたのは、花粉を飛ばす役目をする"葯"(やく)と呼ばれる袋状のもの。茎の下の方では、雌花が咲き始めていた。


雑木林の樹木はまだ裸だが、枝先の冬芽はもうはじけそうだ。
 

(河北新報社提供 初出 1991.3.23)


ヒメカンスゲ
Carex conica Boott
カヤツリグサ科
冬でも枯れない常緑の多年草。暗い林床にふつう。