博士研究教育院生のDongming Yuさん(工学研究科・通信工学専攻・D3)、宮崎智准教授、大町真一郎教授らの研究チームによる論文が、計測・センシング分野のトップジャーナルである国際学術誌『IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement』に採択され、「IEEE Xplore」にてオンライン公開されました。
本論文はオープンアクセスとなっており、どなたでも全文をご覧いただけます。
【概 要】
自動運転において、低コストかつ全天候型の車載センサーとして4Dミリ波レーダが注目されていますが、点群データの「疎さ(まばらさ)」と「ノイズ」が大きな課題でした。本研究では、データの局所的な幾何学特徴を明示的に符号化するレーダ専用の新アーキテクチャ「LITE」を提案しました。画像データなどの補助を使わず、レーダ単体でリアルタイムな3D物体検出を可能にします。ベンチマークにおいて、**32.83%の3D mAP(平均適合率)**と、56.3 FPS(低遅延・高速処理)、**軽量なモデルサイズ(4.848 Mパラメータ)**を同時に達成し、自動運転向けコンパクト・リアルタイムセンシングの有用性を実証しました。
【論文タイトル】
LITE: Local Isometry-Invariant Topology Encoding for Efficient 3-D Sensing With 4-D Radar Point Clouds
【著 者】
Dongming Yu, Tomo Miyazaki, Shinichiro Omachi
【掲載誌・巻号】
IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement, Vol. 75, 2026