Liquid Li/V alloy blanket - 液体Li/V合金ブランケット


Page 1 : 核融合炉の液体ブランケット
Page 2 : 液体Li/V合金ブランケットと三面複層コーティング流路

Page 3 : 三面複層コーティング流路に関する
数値解析および基礎実験


Page 4 : 三面複層コーティング流路の製作と実証実験


数値解析

電磁流体を扱う数値解析コードを研究室で独自に開発し、実際の核融合ブランケット体系での 三面複層コーティングのMHD圧力損失低減効果を数値解析で評価しました。 また、この解析コードは、次に述べる実験装置を用いての実験結果との比較検証にも 用いることができます。

数値解析結果

実験

三面複層コーティング流路のMHD圧力損失低減効果を実験的に検証するため、 以下の図のような円形流路に三面複層コーティング流路を模擬した流路を取り付け、 液体金属のMHD圧力損失を評価しています。 液体金属には低融点合金Bi-SnをLiの代わりに用いています。 実験は、東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターにある 超伝導マグネットを用いて行っております。 液体金属流路を超伝導マグネットのボアの中に設置して流路垂直方向に磁場を印加し、 また流路径方向に電流を流すことで、液体金属に駆動力(電磁力)を与えることができます。

実験装置


テストブランケットモジュールの設計

現在、フランスのカダラッシュに建設されている国際熱核融合実験炉ITERでは、 様々な種類のブランケットの核融合炉環境下での実証試験をテストブランケット モジュール(TBM)という形で実施することが決まっています。
本研究でも、上記の数値解析・実験結果を踏まえ、液体Li/V合金ブランケットの テストブランケットモジュールの設計を行うことを目標にしています。

国際熱核融合実験炉 ITER
(ITER Organization http://www.iter.org/default.aspx



Previous Next
[Research Top]
[Index]