jekyll環境の再構築
以前、デスクトップマシンにjekyllを使える環境を構築したのだが、ある理由で ノートPC(windows 7)に構築することになった。 その際、以前は嵌らなかった落とし穴に引っかかったので、それについて書いておく。 ここではjekyllのインストールを比較的、スムーズに行うことを目的とする。 別の目的には別に適した環境があると思うのでそれについては適宜選択のこと。
- OS:Windows 7 64bit
Rubyインストーラ
Rubyの環境を構築するにあたって、gemでダウンロードしたモジュールはインストール時にコンパイルが必要となる。 そのコンパイラを何にするか決めてから、ダウンロードするRubyインストーラを決める必要がある。 コンパイラには主に2つの選択肢があって
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Microsoft Visual C++ こちらを使いたい場合はRuby MSI Packages(Ruby-*.*.*.msi)をいれるとよいのだが、jekyllのコンパイル時にエラーが出て嵌った。 msvars32.bat の実行などやってみるもうまい行かず…。そもそもvc用にコードが書かれていないのでは?と思い込むことにして断念。
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MinGW gccなどのコンパイラを用いるUNIXライクな環境。Cygwinに手を出したくない人向け。 これを使いたいのならruby installerからダウンロードできるrubyinstaller-*.*.*-p***.exeを用いるとよい。 コンパイラは同じページにあるdevkitの中に入っている。 間違っても上のRuby-*.*.*.msiとdevkitを併用してはしてはいけない。 コンパイラ、リンカの設定がそもそも違うのでnmakeがないというエラーから先に進めなくなる。
結果的にはruby installer + dvkitの組み合わせで
gem install jekyll –platform=ruby
でインストールできたかに見えた。
rdiscount
しかし、実際にjekyllを使ってみると「rdiscountが入っていないよ」とエラーが出る。 (rdiscountがおそらくはマークダウンを解釈してくれるエンジンと思われる。) そこで早速
gem install jekyll
をしてみたのだが大量のwarning と windef.h にerrorがでてコンパイルできなかった。 最後に
make: *** [rdiscount.o] Error 1
こんなのが出る。 いろいろと調べてみると最新版のrdiscountが壊れているとの記述を発見。 入れようとしていたのは2.0.7.1。 とりあえず以前デスクトップで動かしていたバージョン(1.6.8)をインストールすることでようやくjekyllが通った…。
gem install rdiscount -v 1.6.8
やれやれ。