機構長のご挨拶

2019年10月より機構長を拝命致しました。電気通信研究機構が設立されたのは8年前、東日本大震災の教訓から、災害に強い情報通信ネットワークの実現という大義のもと、初代機構長中沢正隆教授らのリーダーシップにより、機構の下で部局横断、産学官連携のプロジェクトがいくつか立ち上がりました。その後、加藤 寧機構長の下で第2期を迎え、最先端リジリエンスICTの研究開発とその社会実装の推進へと舵を切り、さらなる発展を遂げました。設立から8年が経過した今、機構を取り巻く環境も大きく変化してきました。昨今の集中豪雨や台風による被害の大きさを見ると、災害に対する備えは未だ不十分です。さらに巨大災害は地球環境の変化によってもたらされるため、環境にも配慮したリジリエンスICT工学を目指さなければなりません。今後は、災害時の電力確保や再生可能エネルギーの活用をも視野に入れたリジリエンスICT工学を目指していきたいと思います。今後も皆様方のご指導、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

山田 博仁

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