日本語・日本文化研修プログラム「KEYAKI」の留学生が授業見学・講座図書室を訪問!

2020年1月14日から21日にかけて、東北大学が東北多文化アカデミー(TTA)との共催事業として行っている日本語・日本文化研修プログラム「KEYAKI」が実施され、11人の留学生が仙台に来ました。

本ゼミ教員は山東大学など、中国の機関からの留学生を受け入れました。17日(金)に、クラウタウ先生は文化庁の大澤広嗣氏から頂いた最新の『宗教年鑑』のデータを踏まえつつ、留学生のために「日本の宗教概念」についての講義を行いました。それを受けて、ゼミ生の呉佩遥氏は近代中国の知識人によるその概念の受容をめぐって話しました。講義前に「儒教は宗教ではない」と断言していた中国の留学生は、講演の最後に「宗教」という言葉自体に疑問を持つようになったようで、よかったです。呉氏、ナイスジョブ!

TTA-KEYAKI留学生_特別講義

近代中国の宗教概念について語るゼミ生の呉氏

1月20日(月)の午前に、留学生はクラウタウ先生が全学で担当している「宗教学」(仏教と日本)科目の授業を見学しました。今回はちょうど道元の近代像をめぐる内容で、その文脈で中国の話も多くなされました。哲学者としての道元のイメージ構築や「Zen」の世界化プロセスといった話で、日本の大学にまだ慣れていない中国人留学生の方々は、少し「難しい」とのことでした(笑)。

TTA-KEYAKI留学生_宗教学の授業見学

クラウタウ先生の宗教学の授業も見学!

同日の午後、留学生は分かれて、文学研究科と国際文化研究科の研究室を訪問しました。国際日本研究講座の図書室には5名が来られ、クラウタウ先生とゴダール先生と「日本学」や日本での大学院進学について、一時間ほど話しました。進学のために研究計画を書くときは、ぜひ「研究の栞」を参考にしてください!日本研究の講座なのに、外国人教員2人がゼミ担当ということは中国の留学生にとって相変わらず面白いらしいです(笑)。

TTA-KEYAKI留学生_国際日本研究講座訪問

講座図書室を訪問するKEYAKIの留学生

訪問翌日の21日は修了式で、22日に皆様が帰国の予定ですが、仙台で楽しくかつ有益な時間を過ごせたようで、何よりです。仙台でまたお会いしましょう!

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