京都で繁田真爾著『「悪」と統治の日本近代』書評会開催!

2019年12月22日(日)、京都のしんらん交流館にて、「繁田真爾『「悪」と統治の日本近代-道徳・宗教・監獄教誨』を読む――著者を迎えての書評会」が開催されました。同書は、本ゼミの繁田先生が2019年7月に上梓した、日本近代仏教史関係の研究書。このたびの書評会は、京都を研究拠点とする皆さんによって企画されました。

著者の繁田先生と名和達宣先生、広川義哲先生、 近藤俊太郎先生(しんらん交流館の入り口にて)

当日ははじめに、名和達宣先生(真宗大谷派教学研究所)、広川義哲先生(龍谷大学)、谷川穣先生(京都大学)から、同書に対する書評が行われました。評者の先生方からは、同書の内容に内在しながら一定の評価を示しつつ、それぞれの研究の立場や知見から、批判的かつ建設的でもある、とても力のこもった問題提起をしていただきました。

これに対するリプライが繁田先生からあったのち、近藤俊太郎先生(本願寺史料研究所)の司会のもと、会場の参加者の皆さんとともに、活発な議論が行われました。年末の忙しい時期でしたが、会場には30名を超える方々が参集しました。

現在、本ゼミの重点的な研究課題である近代仏教史研究。西日本の研究拠点である京都の皆さんと研究交流をすることができた、とても貴重な機会となりました。

「悪」の話で盛り上がったようです!(笑)
This entry was posted in 研究会. Bookmark the permalink.