第21回「仏教と近代」研究会を東北大で開催!

京都・東京・仙台の三都市を拠点に活動する「仏教と近代」研究会の皆様が、2019年10月19日にこちら東北大学国際文化研究科棟で集まりました。前半は学位論文の構想発表がメインで、後半は本ゼミポスドクの繁田先生の新著『「悪」と統治の日本近代』の書評会が開かれました。

修士論文を執筆中のゼミ生・呉佩遙氏「近代日本における「信仰」概念の展開」および山口陽子氏「加藤咄堂の思想と行動」の報告に続いて、博論提出間近の武井謙悟氏(駒大)が「近代日本における仏教儀礼の変遷」という題目で、非常に興味深い成果を報告しました。雨天にもかかわらず全国から参加者が集まり、京都からは近藤俊太郎先生、東京からは碧海寿広先生や総合司会の大澤絢子先生、そして学内からはクラウタウ先生とゴダール先生に加え、文学研究科の佐藤弘夫先生や引野亨輔先生も出席され、構想発表の院生たちにとってはとても貴重な機会となりました。

後半の『「悪」と統治の日本近代』書評会には、上記の近藤先生に加え、京都アメリカ大学コンソーシアムのアダム・ライオンズ先生も三か月ぶりの来仙で参加されました。近藤先生は昔からの繁田先生との間での「論争」を表現する形で本書を批評し、ライオンズ先生は教誨師の問題を中心として評されました。

仙台なので、懇親会は駅近くの「利久」で開催しました。牛タンと日本酒で、議論は新幹線の終電時間まで続きました!(そして二次会に残った方は、日付が変わるまで…)

遠くからお越し頂いた皆様、ありがとうございます!

論文構想発表会で報告する呉氏、山口氏、武井氏

参加者が多く、会議室はほぼ満席でした!

繁田著の書評会も盛り上がって、サイン会もやりました!

普段「論争相手」の近藤先生と繁田先生はとても仲良く、〆のラーメンまで一緒でした!

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