図面の作成
ここでは、
実験や計算で得られた数値データをグラフ化したり、
物理現象を計算機上でシミュレーションし、
結果をグラフィック画面上に表示する方法について勉強します。
目次
ここの計算機システムでグラフを作成するには、
- 計算により、座標などの数値データのみを出力し、専用のグラフ化ツール
(gnuplot など)を利用する。
- 特殊なライブラリ(libXtc.a)を利用して、プログラム中からグラフィック画面上にグ
ラフを描かせ、それをファイルに保存する。
の2つの方法があり、
共に次回説明するLaTeXで作成する文書中に組み込むことができます。
[演習] gnuplotによるグラフの作成
7.3.5 (p.135-137)
に沿って実際に練習してみて下さい。
% a.out > tmp.data
tmp.data: File exists.
このようなメッセージが出た時は
% a.out >! tmp.data
のように、>
の後に!
を付けて下さい。
[参照] (リダイレクションの注意事項)
この中では gnuplot を利用して数値データをグラフ化しています。
gnuplotの使い方の詳細は、
を参照して下さい。
C言語を使って、Xウインドウ上に直接絵を描かせることができます。
通常、Xウインドウに絵を描かせるプログラムは非常に複雑ですが、
この演習では特殊なライブラリ(libXtc.a)を使用して、
簡単にプログラムが書けるように工夫しています。
この特殊なライブラリについて興味のある人は、
安居院猛、永江孝規共著
「Xアプリケーション・プログラミング(1) Xlib編」
紀元社 (1992)
を参照して下さい。
[演習] C言語のプログラム中から絵を描かせる
ここでは、詳細について述べません。
本演習の後半にC言語を練習しますので、その際に確認して下さい。
[演習] tgifの使い方
上で作成したtgif形式のファイルをtgifで読み込み、
各座標軸の意味などの必要な情報を付加して下さい。
tgif を起動する時は、
画面上の出力と色を合わせるために -rv オプションを付けて起動して下さい。
% tgif -rv &
または
% tgif -rv ファイル名 &
ここの計算機システムで使用できるtgifは、
11.7 (p.216-219)
に載っているものと若干異なりますが、基本的な操作はほとんど同じです。
tgifの使い方の詳細は、UNIXのオンライン・マニュアル
% man tgif
を参照して下さい。
機械・知能系 プログラミング演習担当教官