左上角の点の座標は(0,0)、右下角の点の座標は(639,399)となります。 一般的な座標系と異なり、y軸方向は下向きが正の方向です。
これは、ウィンドウシステムの実行効率を上げるためにこのような方式をとっているのですが、描画をすぐに実行させたいときは xflush() 関数を呼びます。 また、xtcmainloop() および xgetbutton() も関数の内部で最初にこの xflush() 関数を呼びだしています。
図形を描画するときの表示色は、次の表に示す名前 (英大文字名)で指定してください。 何も指定しなかった場合は(デフォルトといいます)、WHITE が選択されます。
直線や曲線を描画する際のラインスタイルは、次の表に示す名前 (英大文字名)で指定してください。 デフォルトは、SOLID_LINE (実線)です。
図形を描画する際のモード(下地(背景)にどのように書き込むか) は、次の表に示す名前(英大文字名)で指定してください。 デフォルトは、COPY_PUT (置換)です。
ここで使用しているライブラリでは、文字のサイズは高さ 12 ドット、 幅 6 ドットに固定されています。 漢字(日本語)は出力できません。 これを変えたい場合はいろいろと面倒な設定をしてやる必要があるため、 ここではこのまま使用してください。
画面に表示されているウィンドウは、四隅をドラッグすることにより ウィンドウの大きさを自由に変えることができますが、 ここで作成したプログラムは、サイズを変えると中の図形がすべて 消えてしまいます。 これは、使用しているライブラリがリサイズに対応していないからです。 大きさを変えずに位置を移動させるだけであれば 描画した図形はもとのまま保存されます。
現在、出力可能なのは「お絵書きソフトtgif」の形式だけです。出力ファイル 形式のところには シンボル"TGIF" のみ指定できます。また、TGIF形式のファ イル名は "何とか.obj" の様に ".obj" で終っていなければなりません。この ようにして保存された画面ファイルはtgifで読み込んで修正することができま す。なお、全ての描画命令がファイルに出力できるわけではありません。出力 できない命令は画面上にのみ表示されます。
