グラフィックを使ったCのプログラムなどを作成すると、コンパイル時にたくさんのオプションを指定しなければならない。これを、いちいちキーボードから入力するのは効率的ではない。このため、一般にはMakefileを使ってコンパイル方法を指定する。
例えば、Xウインドウ上にグラフを書かせる関数を使用している場合、Makefileの中身は下のようになる。
-----------------------ここで、
CC = gcc
INCFLAGS = -I/usr/local/X11R6.6/include
LDFLAGS = -L. -L/usr/local/X11R6.6/lib -R/usr/local/X11R6.6/lib (ここで改行しない)
-lXtc -lX11 -lm -lsocket -lnsl
ex4: ex4.c (実行ファイルとソースファイルの名前を入れる)
$(CC) -o $@ $@.c $(INCFLAGS) $(LDFLAGS)
-----------------------
$
(CC)の前にある空白はタブ(Tab)であることに注意すること。-----------------------makeを使ったコンパイルは今後必要になることが多いので、今のうちにMakefileとmakeコマンドの使い方に慣れておくとよい 。make ex4-----------------------