5.2 Makefile を使ったコンパイルの方法



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5.2 Makefile を使ったコンパイルの方法

グラフィックを使ったCのプログラムなどを作成すると、コンパイル時にたくさんのオプションを指定しなければならない。これを、いちいちキーボードから入力するのは効率的ではない。このため、一般にはMakefileを使ってコンパイル方法を指定する。
例えば、Xウインドウ上にグラフを書かせる関数を使用している場合、Makefileの中身は下のようになる。

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CC = gcc
INCFLAGS = -I/usr/local/X11R6.6/include
LDFLAGS = -L. -L/usr/local/X11R6.6/lib -R/usr/local/X11R6.6/lib (ここで改行しない)
-lXtc -lX11 -lm -lsocket -lnsl

ex4: ex4.c (実行ファイルとソースファイルの名前を入れる)
$(CC) -o $@ $@.c $(INCFLAGS) $(LDFLAGS)

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ここで、$(CC)の前にある空白はタブ(Tab)であることに注意すること。
また、Makefile 中には実行ファイルの名前とソースファイルの名前を記述する必要がある。(この例では ex4 と ex4.c がそれらに相当する)
いま、ex4.cというソースファイルをコンパイルをする場合を考えてみると、以下のように入力すると実行ファイル ex4 が生成される。
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make ex4
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makeを使ったコンパイルは今後必要になることが多いので、今のうちにMakefileとmakeコマンドの使い方に慣れておくとよい 。

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機械・知能系 コンピュータ実習担当教官