一昨日から今日まで,前年度に続き,東北大学附属植物園八甲田分園の開所作業を行うため,他の牧研メンバーとともに青森・八甲田山まで行ってきました.
<1日目>
TK君の車に乗せてもらいました.彼は前日徹夜で寝不足だったらしいのですが,SAで「強強打破」なるドリンクを飲んで一気に目覚めて安全運転で乗り切ってくれました.「やべえ,これマジ効くわ-」と驚いておりました.
で,着いてみたら,ご覧の有様でした↓.
これ,分園の入り口です.もちろん去年はこんなではありませんでした.昨冬は分園近くの酸ヶ湯で国内最高積雪を記録したため,残雪は多かろうと覚悟はしていたのですが….
まあ,途方に暮れていても何にもならないのでひたすらみんなで雪かきします.牧研メンバーの中では特にRK君とSLさんの活躍が目覚ましかったです.SLさんには韓国での軍隊仕込みのスキルがあり,RK君は独自の作業理論にもとづき,黙々と垂直に雪を掘り進めていました.まるで第1次大戦の塹壕戦みたいでした.
植物生態の皆さんとも協力して10数人がかりで雪かきした結果,4時間ほどで入り口が開通しました.
しかし,園内のその他の場所は一面の銀世界です.これじゃあササ刈りもできません.
去年の同時期に木道を補修した湿原(左)も今年はまだ雪に覆われていました(右).
結局初日は雪かきと布団干しがメインの作業となりました.布団干しでは昨年(左)に続き,眠り病に斃れる者が続出しました(右).やはり歴史は繰り返すのですね.
近くの酸ヶ湯温泉で汗を流した後,みんなで晩ご飯の配膳をします.
そんなこんなで,初日の夜は更けていきました.疲れもあって,ひとしきり飲んだ後は早めに床につきました.
<2日目>
朝食は,酸ヶ湯温泉でビュッフェ形式でいただきました.塩ラッキョウがうますぎました.
2日目の作業内容は,入り口周辺のササ刈り(園内は残雪のため刈れませんでした)に…
お昼は恒例のY倉先生お手製のカレーでした.ごちそうさまでした.おいしかったです.
こいつをセンターに据えてみました.イカの塩辛です.…だからどうしたと言われても困ります.
夕食後は恒例の雑記帳チェック.分園内には利用者が書く雑記帳が戦前の分から残されていて,他人のを読んだり,自分たちでも書いたりして楽しみました.
<3日目>
今年度は諸事情により,3日目の朝に引き上げました.残雪のせいで思ったように作業がはかどりませんでしたが,まあ,不足分は閉所作業の時に挽回するということで.ドライバーの皆さんお疲れさまでした.また,閉所までご滞在のY倉先生,頑張って下さい.
(TY)