2019年11月15日(金)、外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として来日した中国大学生訪日団約60名が本学を訪問しました。
キャンパスツアー・歓迎セレモニー
一行は、はじめに片平キャンパスおよび川内キャンパスを見学しました。片平キャンパスでは、史料館の曽根原理助教、清水翔太郎学術研究員から魯迅についての資料説明が行われた後、魯迅が学んだ階段教室を見学しました。川内キャンパスでは、本学の学部生・大学院生によるキャンパスツアーが行われ、附属図書館などの施設を見学しました。キャンパスツアーに続き、この度の来訪を歓迎するセレモニーが行われ、高度教養教育・学生支援機構グローバルラーニングセンターの粕壁善隆副センター長と、坂本友香特任准教授が出席しました。本学工学研究科博士前期課程1年の中国人学生ジン・イさんは、本学学生を代表し、大学の概要紹介を中国語で行いました。歓迎挨拶を行った粕壁副センター長は、「本学で学んだ魯迅をはじめとして日中の友好が続いてきて、今日の訪問に繋がっています。今日の交流をきっかけに、次回は学生・研究者として、また東北大学に来てくださることを願っています。」と、今後の交流促進に期待を寄せました。
学生交流
歓迎セレモニーに続き、一行は、本学学友会卓球部および学友会囲碁部と親善交流を行いました。卓球交流では、華東理工大学体育科学与工程学院で学ぶ学生26名が、本学学友会卓球部とダブルスを組んで交流試合を行いました。日中の学生は、試合を通じてスイングやサインなどを確認し合うなど英語で積極的なコミュニケーションを行い、日中交えての熱戦が繰り広げられました。 囲碁交流では、清華大学、四川大学、中山大学、武漢大学など中国各地の大学から集まった学生27名が本学学友会囲碁部と連碁(同じ碁を多数人数で打つ方法)での交流を行いました。学生たちは、日中混合のグループ同士で対局を行い、友好を深めました。対局後には、英語でお互いの着手を見直したり、その局面での最善の手などを話し合いました。 参加した中国大学生からは、「大学の雰囲気と学生たちの活気や温かさを肌で感じることができた」「ダブルスを組むことでより深く理解し合え、楽しく卓球ができた」との感想が聞かれました。
この訪日団は、中国の大学生が植樹活動などを行うほか、大学訪問・交流を行い日本の大学生などとの親睦を深め、日本についての多面的な理解と日中両国青年の友好促進を目的としたもので、宮城県では本学のほかに東北福祉大学、東松島市、登米市を訪問しました。