大学紹介

日本の仙台市にある東北大学は、1907年に東北帝国大学として創立した日本で3番目に古い国立大学です。創立初期は、農学部と理学部が設置されるのみでしたが、現在では、10の学部、15の大学院研究科、3つの専門職大学院、6の附置研究所に加え、教育研究に携わる機構・センターと図書館・病院などを有し、17,809名の学生(うち女性学生4,807名、外国人留学生2,081名)、6,426名の教職員を擁する総合大学です(2020年5月現在)。

1947年に東北大学と改称されてからも、創立以来の「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」という3つのポリシーを堅持し、以下の目標を掲げ、数々の実績を踏まえた独創的研究を基盤とした高等教育を推進しています。

1.  教育目標・教育理念 ―「指導的人材の養成」

・学部教育では、豊かな教養と人間性を持ち、「科学する心」を持って知的探究を行う行動力のある人材、国際的視野に立ち指導的・中核的役割を果たす人材を養成する。

・大学院教育では、世界水準の研究を理解し、新たな展開を遂行できる創造力豊かな研究者及び高度専門職業人を養成する。

2. 使命 ―「研究中心大学」

・「研究第一主義」に基づき、基礎科学を推進するとともに、研究中心大学として、研究科と研究所等が一体となって、広範な分野の研究を行う。それとともに、「実学尊重」の精神を活かし、常に世界最高水準の研究成果を創出し、広く国内外に発信する。

・知の創造・継承及び普及の拠点として、高度な専門性を兼ね備えた行動力ある指導的人材を養成する。

3.  基本方針 ―「世界と地域に開かれた世界リーディング・ユニバーシティ」

・人類社会の発展に貢献する「世界リーディング・ユニバーシティ」であることを目指す。

・「門戸開放」の理念に基づいて、国内外から、国籍、人種、性別、宗教等を問わず、学生、教員を迎え入れる。それとともに、広く社会と地域との連携し、社会貢献を積極的に行う。

・市民への開放講座、インターネットによる教育を積極的に推進し、市民が学術文化に触れつつ憩える環境に配慮したキャンパスづくりを行う。

2004年4月1日、東北大学は国立大学法人になり、独立した法人格を有するようになりました。また、2017年6月には、世界の有力大学と伍していくことを使命とする「指定国立大学法人」の最初の3校に指定されています。東北大学は世界各地からの学生および研究者と共に、これまでの伝統を継承し、挑戦を続けていきます。

詳細:https://www.tohoku.ac.jp/en/about/index.html