東北大学附置研究所若手アンサンブルプロジェクトの概要

 本プロジェクトは、東北大学附置研究所・センター連携体のもとで進められてきた研究所連携プロジェクトの一環として、若手研究者を中心とした研究交流に重点を置き、平成27年度に発足しました。各研究所からワーキンググループのメンバーが集まり、「仲間の輪を拡げれば、もっと研究が楽しくなるかも!?」という動機をエンジンとして、研究所間の連携を深める活動を企画・運営しています。
 これまでの各年度の活動として、まず研究所所属研究者の研究内容を相互に知り合うキックオフミーティングと位置づけた研究所若手アンサンブルワークショップを7月に開催しました。それに平行して、複数研究所間の共同研究課題を公募する『アンサンブルグラント』を実施しています。このグラントでは、萌芽的な研究を対象とする第1ステージ、および前年度第1ステージを実施し最終的に外部研究費獲得を目指す第2ステージが設定されています。また、秋季には 研究所若手アンサンブル研究会を開催して、そのプログラムには招待講演、アンサンブルグラント採択課題発表会、見学会などを盛り込みました。
 今後、これらの活動をさらに充実させて、研究所間の連携を深化させていきたいと考えております。引き続き、皆様のご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。

東北大学附置研究所・センター連携体の目的

 東北大学は、開学以来「研究第一主義」、「門戸開放」、「実学尊重」の理念を体現するため>の方策の一つとして、附置研究所・センターの充実を図ってきました。本学の附置研究所・センター は、特定の目的に特化した研究を組織的かつ継続的に行うとともに、研究を通した教育を行うことに より、大学院研究科とともに、言わば車の両輪として、本学の研究と教育を担っています。また、国 内外の関連研究者コミュニティに対して開かれた活動を行うことにより、社会にも貢献しています。 しかしながら、近年のグローバル化の進展に伴う社会や産業構造の急激な変化によって、学問や研究 を取り巻く環境も目まぐるしく変化しており、結果として分野間の境界も明確でなくなり、すべてが ボーダーレス化しています。
以上のような背景から、東北大学附置研究所・センター連携体は、各々の研究所の持つ本来の目的・ 使命を尊重しつつも、研究所間の連携を強力に促進し、新しい学際的研究の発展と枠組みの創出を目 指します。

東北大学附置研究所・センター連携体の活動

 研究所長会議が運営主体となり、平成15年度から研究所連携プロジェクトを創設し、分野横断>的思考のもとに次世代の新しい学術・産業分野の創成を目指した「ヒューマン・サイエンスとテクノ ロジー」を基本テーマとした研究活動を展開しました。具体的には、テーマA「ナノマテリアルとエ ネルギー環境サイエンス」とテーマB「ヒューマンサイエンスと情報テクノロジー」の2本立てで、 研究所の枠を越えた7つのグループにより、連携研究を推進しました。このプロジェクトは、1期3>年で4期12年継続し、平成26年に終了するまで、多くの連携研究の成果が得られました。
平成27年度からは、研究所若手アンサンブルプロジェクトを創設し、研究所間の若手研究者の交流と 連携研究の推進を目指して、研究会・ワークショップの開催や若手アンサンブルグラントを創設して 連携研究に対する助成などを行っています。