2015年10月15日に、Top Industrial Managers for Europe( T.I.M.E.)*の年次総会(2015年10月15日~17日、東北大学がホストとなり、 T.I.M.E.事務局および加盟校教職員67名が出席)の出席者のうち27名 (フランンス6名、ベルギー2名、スペイン6名、ロシア3名、デンマーク3名、スェーデン2名、ポーランド1名、ブラジル1名、日本人1名、T.I.M.E事務局2名)が、 3グループに分けて石井研究室を訪問した。 石井慶造教授が、PET開発、PIXE応用技術開発、福島第一原子力発電所事故による放射能災害からの復旧に関する当センターの取り組み、 福島県から生産される野菜、果物、米、魚介類などの食の安全をパネルを用いて紹介した。 また、福島県内の山中において核種ごとの空間線量を無線による操作で測定できるシステム及び非破壊汚染検査装置の実演を行い、来訪者より好評を得た。
訪問者にパネルで説明する石井教授(左)
汚染土壌の減容化の技術開発および福島県産の農水産物の安全を説明
食品をマルゴト検査できる非破壊汚染検査装置に興味を示す訪問者
* Top Industrial Managers for Europe(T.I.M.E.)は,欧州における大学間の協力により、修士・博士レベルのダブルディグリーの推進等を通じて、 国際的に通用する理工系エンジニアを養成する大学間コンソーシアムであり、1989年に16大学の加盟により創設された。 現在は、ヨーロッパを中心に21ケ国56大学・機関から構成され、エコール・セントラル・パリ(Ecole Centrale Paris)に事務局が設置されている。 欧州以外からは、ブラジル、日本、中国、オーストラリアの有力大学が加盟している。日本からは東北大学のほか,慶応大学,同志社大学が加盟。 今回、本学がアジア地域としては初めてホスト大学となり、今年の年次総会を開催した。 総会は、10月15日~17日に、主会場を工学研究科中央棟大会議室として、T.I.M.E.事務局および加盟校教職員67名が出席して行われた。