2015年10月1日に白石市福岡長袋字八斗蒔1の「小十郎の郷」内に設置された非破壊式放射能測定器始動式が行われた。同式典に石井慶造教授が出席、装置の説明を行った。 この装置は、東北大学の技術指導の下、千葉鉄工所が製作し、白石市が導入したもので、農作物・山菜専用の汚染検査器である。 2インチ径のNaIシンチレターが45個一列に並べられ、その上をベルトコンベヤーに載った農作物が移動されながら検査される構造となっている。 検出下限値は25ベクレル/kgで1時間当たり120検体が連続して検査できる。測定結果は、単にベクレル/kgを測定するだけでなく、検体の汚染分布も測定する。 したがって、100ベクレル/kg以下であっても、その検体の一部が高く汚染されているとNGとなり、合格しないようになっている。 さらに、各々の検体について、放射線のエネルギースペクトルが表示できるようになっており、汚染の数値だけでなく、グラフでも示せるようになっている。
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